フィクションと現実をダブらせろ - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

今月から始まった『ミラクルちゅーんず♪』も、ひとまず最初の変身玩具等の発売が始まりひと段落した感がある今日この頃。

昨日の放送後の告知にもあった通り、この作品の主演である3人がアイドルユニットとして実際にデビューすることが決まったようです

わざわざ「ちゃお」などでマンガ連載等もしてるのに、なぜわざわざ特撮作品として作ることにこだわったのかと思ったら、ハナから主演3人の活動を現実と作品世界とでダブらせて、アイドルユニットとして売り出すためだったんですね。

今まで『アイカツ！』や『プリパラ』などアイドルをモチーフにした作品はありましたが―まあ詳しいことはよく知らないのですが―、あれはアニメで声の役を演じる声優さんたちがユニットを組んで活動するというもの。『ミラちゅー』の場合、作品中で活躍しているキャラがそのまま現実世界に飛び出してくる格好になるのですから、タイアップ効果はより大きいのではないでしょうか

これに合わせて、主題歌CDの発売日等も一斉公開。作品中の設定と同じく、作品のOPとEDが3人のデビュー曲という扱いになるようです。

参考：公式リンク→http://miracletunes.jp/book/

児童向け展開が多いので(まあ子供番組なので当たり前なのですが)、てっきりこのアイドル活動も子供向け中心に行うものなのかと思いきや、案外そうでもなさそう。発売されるCDシングルは限定盤やパッケージ違い含めて5種類以上と、そこら辺のアイドルの商法と変わらないレベルの大攻勢を仕掛けています。

限定版にはノンクレジット版の作品OPとEDが収録されるようですが、これに収録するということは、今後発売されるであろうDVD等には収録予定はないということなのかな？

まあともかく、一連の商品は6月下旬発売。既に全国数か所での本人登場イベントも決まっているようですし、いったいどこまで本気でアイドル活動をさせる気なのでしょうか。

◎今日の特ソン◎

今日ご紹介するのは、1972年公開の映画『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』使用曲「ゴジラ・マーチ」です。

本作の主題歌の1つとして起用された、石川さんが歌う曲。この時期は第2期怪獣ブームと東宝チャンピオンまつりの影響を受け、また前作の影響もさらにあってからか、映画自体かなり子供向けな内容になっています。

まあ様々なことがあるのはさておき、この映画で初登場するガイガンは、男の子が考えるような「僕の考えた最強の怪獣」という感じがして、観ていてカッコよさとともになんとなく楽しさも感じます。激しい撮影で少々くたびれた着ぐるみが、逆にサイボーグ怪獣である(生物質なところが残っている)と感じさせるような気がします。