お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

ガソリン缶を撃て!! 一徹


昨日放送&配信された『ウルトラマンオーブ』では、柳沢慎吾さん演じる渋川一徹が大活躍してくれました


そんな彼の活躍を、特に後半で支えたのがビートル隊の携帯拳銃


このお話ではビートル隊の携帯拳銃―もう長ったらしいのでこのブログでは「ビートル隊のスーパーガン=ビートルSG」と呼ぶことにします―がアップで映るシーンが多かったので、ビートルSGのディテールがよくわかりました。


というわけで今回は、そんなビートルSGの研究・推測を行ってみましょう。





①ディテール



全体ディテールは以前から言われているように『ウルトラマン』のスーパーガンをモデルにしたものですが、アップカットの多かった今回ではその詳細が判明。


今まで「スーパーガンにリボルバーをつけた銃」という認識でしたが、上2つの画像を見てもわかる通り、実際のプロップは「通常のリボルバー拳銃の銃身をスーパーガンにした銃」になっていることが分かります


つまり、あくまでもベースは通常のリボルバー拳銃で、そこに改良が加えられているということになります。


後述するように弾丸はエネルギー弾に強化されているものの、撃鉄などは通常拳銃の機構と同じ。もしかすると銃身にアタッチメントをつけられるのかもしれませんが、それを考慮しても歴代防衛チームの携帯拳銃の中では低威力の銃なのではないでしょうか。





②ビーム弾と発射機構





ビートルSGは、1度に6発の弾薬装填が可能なリボルバー拳銃リボルバーの脱着も普通の拳銃の方式と同じで、敵との銃撃戦や今回のように大量に弾薬を消費する場合、非常に不利になる銃とも言えます。


弾薬もしくはカードリッジを装填する携帯拳銃と言えば『ウルトラマンティガ』のガッツハイパーを連想しますが、こちらはエネルギー切れになると自動排出されるのに対し、ビートルSGはリボルバータイプなので手動での排出が必要。やっぱり宇宙人との長期戦には不向きな銃です。


そして肝心の弾薬は、おそらく何かしらのエネルギーを凝縮した特殊弾薬。発射の際に電撃のようなものを帯びているのは、スーパーガンの発射するビームへのオマージュですね


しかし6発以上当ててもシャプレー星人カタロヒを倒せなかったことから、レーザービーム2発で仕留めた『ウルトラセブン』のウルトラガンに比べると威力が弱いことが窺えます。


まあ、シャプレー星人がパワーアップした可能性もあるけど…






③その他装備から考えるビートル隊の“立ち位置”



この他にもビートルSGには特徴があって、それはグリップ下部にゴム製のスプリングチェーンがつけられ、銃の落下防止対策が取られていること。


これは一般の制服警官も行っている手法ですが、歴代防衛隊でこういった装備を取り入れているのはビートル隊が初ではないでしょうか。


そしてベルト部分には無線機などを入れておくポーチを装着。これは第7話あたりからわかっていたことですね


「威力が弱めに設定された携帯拳銃」・「あくまでも宇宙人や怪獣の“事件を捜査”する部隊」・「制服警官に酷似した装備と制服スタイル」・「宇宙人への逮捕権がある」―。これらの要素から(半ばムリヤリ)考えられるビートル隊の立ち位置。それは、ビートル隊は「警察機構からの派生組織」として始まった防衛隊ではないか?ということです


今までの歴代防衛隊は軍事組織を意識させるものがほとんどでしたが、ビートル隊は戦闘機ゼットビートルを保有するものの軍隊色があまり感じられません。


また宇宙人関連の事件現場にも出動し、逮捕を目的に直接宇宙人の追跡等も行うことから、この点からも警察色が強いことが窺えます。


ビートル隊はやたらゼットビートルの出動が遅いイメージがありますが、もしかするとゼットビートルは、警戒レベルが一定以上上がった際に上官or別の上層機関からの直接命令が出ないと出撃できない仕組みになっているのかもしれません。


この辺の独特の回りくどさも、警察組織に通じるものがあります(批判しているわけではありません)。


ビートルSGの威力が弱いのも、あくまでも宇宙人・怪獣への威嚇および生け捕りにするための措置なのかもしれません。





『オーブ』終了まであと残り約10話。ここまで一徹以外あまりいいところナシのビートル隊ですが、今後株を爆上げしてくれるような活躍をしてくれるのでしょうか?








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、1954年11月公開の映画『ゴジラ』使用BGM「ゴジラ迎撃せよ(M16)」です。


メインタイトルと合わせて、ポピュラーな「ゴジラシリーズ」のBGMの1つ。この音楽が劇中では防衛隊の進撃BGMで使用されているということも、最近では一般の人にまで浸透しているような気がします。


ウルトラシリーズ」を含めて、忘れがちだけど重要なのは、あっという間に怪獣の前に散っていくモブ防衛隊の存在。現代の現行火力で挑む彼らの姿は、間違いなくムダではありません。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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