お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』 総括感想


「(リボルバーカノン)撃ちま~す!」





今回は、THE NEXT GENERATION パトレイバー(以下、『TNGP』とする)の総括感想記事です


後だしジャンケンのような言い方になりますが、実は個人的に公開当初からかなり興味があった作品。でもさすがに2週間一遍に映画の観覧料を払うまでの資金力は無かったので、レンタル解禁までわざと待っていたのでした


そして、約1か月前に長編劇場版がレンタル解禁。これを機に観ようと思い立ち、1週間足らずで一気観しました。





さて、この『TNGP』全体の感想ですが…一言で言うならば「ストーリー面はイマイチ、映像面はピカイチ」という感じでしょうか。



ストーリー面についてですが、特車2課のメンバーたちのキャラはしっかりと描かれており、その個性あふれるメンバーたちが活躍してくれます。


イングラム―98式レイバーのことですが―は活躍は少ないですが、どのお話でも最低数回は登場しているので、私としてはそれほど気になりませんでした。


ただ個人的に問題に感じたのは、そのストーリーの振り分け方です。


『TNGP』はプロローグ・長編劇場版を含めて全14話あり、長編劇場版を除いて1回の上映あたり2話上映していたのですが、その話のチョイスに疑問を感じました


1回目の上映である第0・1話は、最初であるからかイングラムがしっかりと活躍(と言ってもそんなに長い時間ではありませんが)。


しかし2回目の上映である第2・3話でのイングラムの活躍は、棒立ちしているか(第2話)ゲームの練習のために数十秒走る(第3話)だけ。


3回目・4回目の上映となった第4~7話ではイングラムはそこそこ活躍するも、5回目(第8・9話)の上映からは再び登場機会が減少。


とうとう6回目の上映(第10・11話)ではイングラムおろか特車2課のメンバーも一部を除いてほとんど登場しなくなり、最終的に第12話や長編劇場版では後藤田警部補以外のメンバーはほとんど脇役扱いになってしまいます。


別にイングラムが活躍しないから云々を言いたいワケではありません。ですが、あまりにもストーリーの配分の仕方に偏りがありすぎるのです。


これでは、いわゆるライトユーザーの取り込みはほぼ不可能だったことでしょう。少しでも作品興味を持ったユーザーでなければ、退屈してしまうかもしれません。


第1・5~6・12話以外はほとんど前後とのお話のつながりは無いのですから、もっとイングラム活躍回や特車2課メンバー活躍回をバランスよく振り分ければ、ファンや『パトレイバー』に興味を持つ人以外も取り込むことができたのではないかと思います


そして、集大成いう形で公開された長編劇場版。ストーリーの壮大さは目を瞠るものがありましたが、よくよく考えてみると敵が特車2課をそこまで目の敵にする動機づけが薄いですし、そもそも今までの「パトレイバーシリーズ」の内容や登場人物が頭に入っていなければ、なんのこっちゃわからないという形になってしまっています


一応第0話である程度第1期特車2課のメンバーの紹介も行われているのですが、それでも「一見さんお断り」な感じの作品になっていたのは否めませんでした。



一方で映像面に関してですが、これはまさに素晴らしいの一言。機敏(?)に動き回るイングラムは丁寧な合成によりほとんど違和感のない仕上がりになっており、実際の火薬もバンバン使っているため爆破シーンも魅力的です


アクションやカットシーン面でも各監督のこだわりが炸裂しており、映像面では日本の数ある特撮映画作品としてもトップクラスの部類に入ると思います。


ストーリーを盛り上げる特車2課のメンバーや、各話ゲスト出演者も多彩なキャストを起用。ウルトラマンギンガS』や『ウルトラマンX』での田口辻本両監督会回でゲスト出演されていた方々もたくさん活躍されています(というより、『TNGP』での縁からウルトラシリーズへの出演を快諾してくださったのでしょうが)





ネット上でも様々な意見が飛び交っている、『TNGP』。個人的には映像作品として十分楽しめるので、機会があれば観ていただきたいですね。


これを機会に、TVアニメ版『機動警察パトレイバー』も観てみようかなぁ…。








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、1999年発売のウルトラシリーズ関連楽曲ウルトラマン・ベスト・ヒット・メドレー」です。


1999年に発売された「ウルトラマン ベスト ヒット メドレー」の最終トラックに収録されていた楽曲。


ウルトラマン』~当時の最新ウルトラマンである『ガイア』までのOPをメドレー形式でProject.DMMが歌う形になっており、16分以上に及ぶ非常に壮大な歌になっています。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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