巷でよく言われる、「『西部警察』は特撮っぽい」という評価。
これを聞いて中には起こるファンの人もいるかもしれませんが、なぜこのようなことが言われ続けるのかを、自分なりに考えてみました。
①典型的な勧善懲悪モノであること
『PART-Ⅲ』第39話「激闘!!炎の瀬戸内海-岡山・高松篇-」より。マッド・ボマー相手に大門軍団が岡山で奮闘する。
これだけだとほかの刑事ドラマとほぼ同じですが、何より違うのは犯人側に同情の余地が無いことが多いこと。まるで特撮に登場する怪人のように、とにかく悪事を働きます。
もちろんそういう話ばかりではなく、犯人の心情を丁寧に描いたお話もあるんですけどね…。
②クライマックスでOPが流れる
『PART-Ⅰ』第98話「ショットガン・フォーメーション」より、OPに合わせて刑事たちが発砲していくシーン。ちなみにショットガンフォーメーションはアメフト用語である。
特に『大都会PART Ⅲ』ではほぼ毎回OPがクライマックスで流れ、番組を盛り上げています。
特撮番組ではこういったことはよくありますが、一般ドラマでこんな演出をしているのは『大都会』や『西部警察』くらいではないでしょうか。
③特殊専用車の存在
『PART-Ⅲ』第16話「大門軍団フォーメーション」より。RS-1・2・3の初登場回である。
一般ドラマでも「主人公がよく乗る車」として出てくる車もありますが、通常の車にさらに特殊改造を施した専用車両が出てくるのは、『西部警察』くらいでしょう。
最新式コンピュータを搭載したマシンXから始まり、さらには20mmマシンガンとアフターバーナーまで搭載してしまったRS-1まで、その特殊専用車両は様々。ここまでド派手な専用車を劇中に登場させたドラマがほかにあろうか!
④架空の物質や途方もない陰謀との対峙
刑事ドラマと言えば、犯人が相手となるのは当たり前のこと。そこに出てくるものも実際にあるものか、あるものだとしても架空の名前を使っていることがほとんどです。
しかし『西部警察』はそのようなことだけにはとどまらない!『PART-Ⅰ』第1・2話で装甲車レディバードを登場させたことを皮切りに、香港マフィアやら特殊合金の密輸業者、挙句の果てには核爆弾までをも相手にすることになります。
この記事を読んで感じた方もおられるかもしれませんが、『西部警察』は歴史的にも番組内容的にも『大都会 PARTⅢ』をベースとして作られています。
いつか、『大都会 PARTⅢ』についてもブログで取り上げたいですね~。
◎今日の特ソン◎
いつかまた、こうやって両者が手を取り合う日が来てほしいですなぁ…。
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