お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第10話 ちょっとした感想

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大和田伸也役・大和田伸也

 

 

 

芝居ってのはね、人と人とのぶつかり合いなんだよ―。今回から2話にわたって、『仮面ライダーゼロワン』は大和田伸也さんのゲスト出演回に。前編となる今回は彼が本人役で登場し、インパクトを残してくれました。

 

大物ゲスト出演ということで、彼をクローズアップしまくったお話になるのかと思いきや、意外にも俳優ヒューマギアを通じて人間とヒューマギアの違いを考えさせるような内容になっていましたね。これはいい意味で予想を裏切られましたよ。

 

 

 

世界初の、ヒューマギアを主演としたドラマの撮影がスタート。これにはメインスポンサーとして飛電インテリジェンスがついており、さらに実力派俳優・大和田伸也をゲストに迎えたビックプロジェクトでした。或人たちもドラマにエキストラ出演することになりますが、そんな中滅亡迅雷.netの襲撃が…。俳優ヒューマギア:松田エンジは、ハリウッドの演技をラーニングしたというヒューマギア。ロボットであるが故セリフを間違えずに演技をこなしますが、やはり“機械っぽさ”はぬぐい切れていない感じになっているのが細かいです。ドラマ上では彼の耳の部分は人間と同じものになっていますが、これは合成処理によるものだとのこと。ヒューマギア技術が進歩したのかと思ったら、なんだ違うのか…。そしてこの後、或人たちも参加する廃工場での撮影シーンになるのですが、ここでの或人たちの描写とバルカン&バルキリーの戦闘描写のミックスの仕方が面白い!或人とイズを除き戦闘に気づくことなく或人たち側では撮影が続行される一方で、バルカンとバルキリーはCG合成も多用したハデな戦いを繰り広げてくれました。セットが妙な勢いでぶっ倒れた時点で、撮影スタッフも「何かおかしい」って気づくべきだったと思うけど…本当に気づかなかったのか?

 

監督に対し、自分の本心を打ち明ける大和田伸也。引き続き仕事を続ける彼でしたが、その時暗殺ヒューマギアがなんと弟子入りに訪れます。彼がヒューマギアであると気づいていない大和田伸也は、彼のことを気に入って芝居の稽古をつけ始めるのでした。仕事だからこそ表には出していなかったものの、心の中ではエンジの演技に不満を持っていた大和田伸也。この後暗殺ヒューマギアに対しては打って変わってフレンドリーに接していることから、ここでの彼の考え方の根底に「相手がヒューマギアだから」というフィルターがかかってしまっていることが窺えるという、非常に興味深いシーンになっています。ここにあるのは、ヒューマギアに対する差別や偏見ではないんですよね。言葉では表現しにくいですが、誰もが持っている、ロボットなどへのイメージというか―。

 

日付は変わって翌日。引き続き撮影は進みますが、エンジの演技はどこか空回り。起こった大和田伸也はスタジオから出ていってしまいます。その直後、暗殺ヒューマギアがその正体を現して或人たちを急襲。仮面ライダー迅も現れ混戦状態になりますが、なんとか彼らを退けるのでした。後半の戦闘シーンではゼロワンも参戦しますが、実質的に主人公っぽい活躍をしていたのは諫=バルカン。唯阿のピンチにさっそうと駆けつけ、彼女の以前の行動(暗殺ヒューマギアの戦闘を録画していた)を知ってもなお「俺は俺は信じるもののために戦っている」と言い切って変身。唯阿から新たなプログライズキー:ガトリングヘッジホッグを得て敵を掃討します。前回話の都合上ほとんど活躍できなかった分、今回はバルカン大活躍だったなぁ。一方で、ゼロワンも負けてはいない!フリージングベアの力で迅を地上に叩き落し、戦闘を有利に進めていました。フライングファルコンの力を奪われているため現状飛べないゼロワンですが、今回はフリージングベアの冷気攻撃をうまく使って応戦。こういった戦い方もあるんだなぁ。

 

 

 

とうとうドラマを降板すると言い出した大和田伸也。人間とヒューマギアの間にある、その決定的な違いは、本当に埋めることはできないのか?そして、飛電インテリジェンス転覆を狙うZAIAの若き社長の真意とは?

 

次回は大和田伸也さんゲスト出演回後編。今回広げそして深めた俳優ヒューマギアの話を、どう完結させるのかが非常に気になります。予告だけ見るとなんだか悲しい終わり方になりそうだけど…大丈夫か!?

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第33話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第19話 ちょっとした感想

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男ヒロユキ、退職代行は使わない

 

 

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もし救える命が一つでもあるのなら…、ああ、やるしかない!今回の『ウルトラマンタイガ』は、『タロウ』の世界に出てきそうなデザインと強さを兼ね備えた新造怪獣:ゴロサンダーの登場回。同時に、前回ホマレが負傷したことで自分を責めていたヒロユキが、カナや今回の事件を通して立ち直るさまが描かれました。

 

ゴロサンダーの侵攻、そしてタイガとの戦闘における特撮パートは迫力満点。その一方で、ストーリーの方はかなり淡白な印象を受けました。本筋はちょっと進めてたけど、どちらかと言えば今回は特撮に注力したお話になっていましたね。

 

なお、前回(第18話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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お話の都合上、ホマレはほとんど登場せず、ヒロユキとカナのやり取りが中心になった今回。「自分を責めていたヒロユキが立ち直る&成長する」、そして「ピリカがストーリーに大きく絡みそうな予感がする」など、物語の本筋自体はちゃんと進めていましたが、その割には結構サラッとしたお話になっていたように感じました。ドラマパートにあんまり比重が置かれていなかったような…?

 

前回、霧崎の攻撃を受けて負傷したホマレ。一命はとりとめたものの昏睡状態に陥っており、未だ目を覚まそうとしませんでした。そんな中で、ヒロユキはE.G.I.S本部に退職願と装備一式を置き、独断で調査を開始。しかし、有力な情報は得られなくて…。病院で治療を受け、峠は越したように見えるホマレ。「宇宙人なのに一般病院に担ぎ込まれて大丈夫なのか!?」と心配になりましたが、ちゃんと「外事X課が提携している病院」という情報が細くされていましたね。そりゃそうだよなぁ、検査受けたら普通に宇宙人だってバレちゃうもんね…。ホマレが欠けたことにより人員の少なくなったE.G.I.Sですが、この最中なんとヒロユキまでもが退職願を出して戦線離脱。彼は一人で調査を進めていきますが、なかなか思うようにはいかないのでした。退職願の文章で、ヒロユキの名前は漢字で「工藤優幸」と書くことが判明。こんな穏やかそうな字面してたのかよ、ヒロユキの名前!カナたちがその退職願に驚いていた頃、名前の字面とは真逆の荒っぽい調査をしていたヒロユキ。君、そんなキャラだったっけ…?

 

ピリカのリサーチで、ヒロユキの位置を特定したカナ。ホマレの入院している病院で、彼と落ち合います。いじいじするヒロユキを叱り、そして諭すカナ。ヒロユキが何かに気づきそうになった時、霧崎が呼び寄せたゴロサンダーが出現し、カナを誘拐してしまうのでした。以前のお話で、宇宙人を監視カメラ等の情報網からあぶりだしたピリカの手にかかれば、ヒロユキの位置を特定することなんて簡単なこと。あっという間にヒロユキは居場所を見抜かれ、カナに発見されてしまいます。まあ、ピリカのリサーチ力ならこうなるわな。それに、ヒロユキって結構単純だし…。そんなヒロユキは、E.G.I.Sのことを悪く言ったり、一人で責任を抱え込んだりといつもの彼らしくないそぶりを見せるように。これにしびれを切らしたカナは彼を叱り、E.G.I.Sに戻ってくるよう説得するのでした。ヒロユキの態度にだんだん怒りがこみあげてくるのはわかりますが、カナがいきなり彼の胸倉をつかむとはちょっと予想外でした。けっこう荒っぽいところがあるんですね、カナさん。

 

カナのピンチに、タイガの後押しを受けてゴロサンダーに立ち向かうヒロユキ。激闘の末、カナを救いゴロサンダーを倒します。ヒロユキもE.G.I.Sに戻る決心をし、万事解決…かに思われましたが、霧崎の魔の手がピリカにのびつつあることを、彼らはまだ知りませんでした。中後半はタイガとゴロサンダーの戦闘が中心。これについては後述しますが、ゴロサンダーの物理的な強さがよく分かった一方で、それが持っている噂(見たものは絶対死ぬなど)がストーリー上イマイチ生かされてなかったのが残念ではありました。まあ、このお話の流れでゴロサンダーの能力の話を混ぜ込むと、ややこしくなっちゃうのはわかるけどね…。そして終盤、ピリカに関して急展開が。彼女を襲おうとした霧崎は何かに気づき、急遽計画を変更します。意味深に挿入された彗星の映像。もしかしてピリカも…宇宙人!?

 

 

 

◎特撮面

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またやりやがった、実写版勇者パース!

 

前回に続き辻本監督回らしさがにじみ出ていた、今回の特撮パート。自動車を多用する演出はちょっとくどく感じる部分もありましたが、街の破壊そしてタイガとゴロサンダーの戦闘アクション、どちらについてもダイナミックかつきちんと描写されており、たっぷり楽しむことができました。だからね、1回くらい辻本監督をメイン監督に(以下略)

 

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ゴロサンダーの雷撃が、街を襲う!その発生した雷撃はビル街や高架道路等に直撃し、大爆発を起こしながら破壊されていきます。ゴロサンダーの侵攻シーンは、初っ端からクライマックス。フィールドの各所で爆発が起こり、車が走る高架道路は雷撃が直撃してだんだんと破壊され最終的には崩落してしまいます。雷撃と車がデッドヒートするような演出はインパクト大。どうしても車の「作り物感」を消すことはできていませんでしたが、迫力はすさまじいものでした。ゴロサンダーの周辺で起こる爆発もドハデ。爆発の勢いが強すぎて、ゴロサンダーの姿が一瞬見えなくなったのには少し笑いました。

 

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暴れまわるゴロサンダーに対し、ヒロユキはタイガに変身。いきなり押され気味になったためタイタスにチェンジしますが、依然として劣勢に。しかし、奮起したヒロユキの力でなんとか攻撃を叩き込み、反撃のチャンスを作り出します。ゴロサンダー強い、とにかく強い!タイガを雷撃だけであっという間に跳ね返し、タイタスのエレクトロバスターをも押し返して圧倒。さらにはタイタスに馬乗りになってタコ殴りにしてしまいます。ここではタイガたちウルトラマン、そしてゴロサンダーのやられシーンの特撮もけっこうこだわられており、両者がぶっ倒れるたびに砂塵が舞い、手前にあるミニチュアがきちんと揺れる描写が挿入されます。細かい特撮、いいよいいよ!

 

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態勢を立て直したタイタスは、タイガ→タイガトライストリウムへと多段変身。なおも抵抗するゴロサンダーに少々手を焼きますが、最後はタイタスの力を使ったタイタスバーニングハンマーで勝利。ゴロサンダーの怪獣リングも入手するのでした。ゴロサンダーはトライストリウムとほぼ互角に渡り合い、抵抗。トライストリウムもなかなか正気を見いだせずにいましたが、必殺技:タイタスバーニングハンマーで勝利をおさめます。今回の特撮パートで一番驚かされたのが、この必殺技のシーン。ビルの1階にある保育園(もしくは幼稚園)と思われる施設内からのアングルで、ゴロサンダーが地面に埋まるさまが撮影されており、そのまま爆発するというシーンになっていました。これには本当に度肝を抜かれたなぁ。今の特撮技術なら、こんなこともできるんですね。

 

 

 

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宇宙人を見分ける装置が開発された。しかし、その発明をヴィラン・ギルドが狙う!E.G.I.Sと佐倉警部は、発明を守り切ることができるのか!?

 

次回は準レギュラーである佐倉警部、そしてウルトラマンタイタスの大活躍回になるとのこと。「私のウルトラマッスルが許さんぞ!」って、何がどうなったらそんなワードが出てくるんだよ…!

 

そんな第20話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-2(第4~6話)

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今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第2回目です。

 

今回ご紹介のお話では、2号ロボであるライナーチームの合体ロボ:ライナーダグオンが登場。その合体過程は、なかなか考えさせられるものになっていました。同時並行で、炎たちの通う山海高校の先生たちもじょじょにストーリーに登場。炎たちの学校生活も、より多彩に描写されるようになってきます。

 

 

 

 

第4話「最終兵器を破壊せよ」

1996年3月2日放送
登場した敵他:宇宙仙人デスパルス星人

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「その身体で合体できるか?俺の命を…、お前(ダグターボ)に預ける!」


STORY:謎のメカにより発生した高波は、ダグターボたちの新たな合体:ライナーダグオンによって食い止められた。初の合体に喜ぶ海たちだったが、炎の心無い一言でその連係が崩れてしまう。その直後、海上の船や小島で何者かに人間が連続して襲われる事件が発生。デスパルス星人の仕業だということが判明するが、森は先行して飛び出してしまい、逆に敵の罠に落ちてしまった!エンたちはシンを救出できるのか?再び立ち上がれ、ライナーダグオン!


ダグターボたちの合体形態:ライナーダグオンが初登場。ファイヤーダグオンに対して複数人の合体であることを生かし、メンバーたちの対立→再結束からの再合体という、アツい王道的なお話が展開されました。今回敵として登場したデスパルス星人は、人間に似た容姿を持っているものの、やはり人語は全くしゃべらない宇宙人。『ダグオン』に登場する敵宇宙人は、不気味なヤツが多いよなぁ。


前回、宇宙から飛来した謎のメカにより発生した高波。それは山海市内に迫りつつありました。ダグターボ・ダグアーマー・ダグウイングは、個々の力をフルに発揮してこれに挑むも、高波に飲み込まれてしまいますが、その波の中で奇跡の重連合体に成功。誕生したライナーダグオンは、高波を食い止めるのでした。合体が成功したことを喜ぶ海たちでしたが、そこへ炎の心無い一言が…。発生した高波にまず挑んだのが、ダグターボたち。彼らは各々持てる武器をすべて使いますが、高波を食い止めきれず、それにのまれてしまいます。ここで登場するのが、彼らの合体形態であるライナーダグオン。ダグターボたちを上回るパワーで、単独で高波を食い止めてみせるのでした。ライナーダグオンはファイヤーダグオンほどハデではないものの、スマートながら力強さを感じるデザインが印象的。高波を食い止める際も、合体している各々のパワーを生かした技を順々に使っていたのも好印象でしたね。その後、戦いが終わり立ち食いそばで食事する炎たち。その中でも森は、ライナーダグオンに合体できたことを人一倍嬉しく感じていましたが、炎の「3人そろって一人前」という発言にカチンと来てしまいます。ライナーダグオンが合体にライナービークル3機を要するのに対し、ファイヤーダグオンはダグファイヤー単独での合体のため、炎の言わんとしていることはわかりますが…。なんでそういうこと言っちゃうかなぁ。ちなみに、この立ち食いそば屋では、海だけが一切何も食べずじまい。「食事は座ってするものだから」って、それここで言うのか!?


炎が高校に戻った後、とある海上では船が何者かに襲われ沈没する事件が発生。海たちが現場に急行し、船員1人を救出しますが、その船員はショック状態でまともに会話することが不可能でした。治療のため近くの島に降り立った海たちでしたが、その島も何者かの襲撃を受けており、さらには巨大な駒のようなメカも出現。一連の事件はすべて、デスパルス星人の仕業でした。不可解な船の沈没、恐怖におののく船員。何者かに惨殺された島民、巨大な駒型メカが出現する前に発生する野鳥の群れ…。中盤のこれらのシーンは、前回でも見られたような怪奇色たっぷりな描写が続きます。そして、それらのシーンを経て登場するのが、今回の敵であるデスパルス星人。彼は特殊な電波で大小さまざまな駒型メカを操っており、その回転力であらゆるものを切り裂いたり破壊したりしていました。巨大な駒型メカが発生する前に野鳥の群れが発生していたのは、この特殊な電波により鳥たちが狂わされていたため。渡り鳥の習性等が敵の能力の解明につながっていたのは、とても興味深く感じましたね。デスパルス星人は今までの登場した宇宙人に比べると人間に近い容姿をしていますが、人語を一切話さない不気味な敵。このようにあえて人語を話さないという設定にすることで、宇宙人の不気味さやその脅威にリアリティを与えている…のかな?


デスパルス星人を取り逃がしてしまったカイたち。文句を言う炎に対し、とうとう森は怒って1人でデスパルス星人の調査に向かってしまいます。森は山中でデスパルス星人を発見しますが、逆に巨大な駒型メカにとらわれてしまうハメに。やがてそのメカは市街地に出現。シンが中にとらわれていることを知ったエンたちは、作戦を立ててシンの救出作戦に取り掛かります。同じ頃、シンに遅れる形で山中に到着した竜は、デスパルス星人と1対1の決闘に挑むのでした。炎の言葉、そして海のリーダーのような立ち振る舞いに不満を見せ、怒って出ていってしまう森。メンバーの結束が乱れてしまうというのは、合体ロボのお話ではメジャーな展開ですが、今回の場合、森が合体したくない理由として「合体したら自分は海の手足にすぎなくなってしまう」と、合体機構とリンクさせた発言をしているのが大変興味深く感じました。3人が力を合わせないと実現しないライナーダグオン。しかし、合体すると、操縦の主導権も合体の核も海になってしまう―。このシーンは、森の葛藤が感じ取れるシーンになっていましたね。そんな森は、勝手にデスパルス星人の調査に向かいますが、逆に敵の罠に落ちてしまうことに。アーマーシンに変身するも脱出はかなわず、駒型メカは彼を捕らえたまま市街地に出現。これに対しエンたちも出撃し、シンが中に捕らわれていることを知ってからは、彼の救出作戦を開始します。救出作戦と言ってもその内容は、ダグターボとダグウイングが全力で駒型メカの動きを止め、その間にエンが内部に突入してシンを救出するというもの。「この作戦本当に成功するのか?」と思っていたら、見事ダグターボは駒型メカの動きを止めてみせ、エンはシンの救出に成功します。深く傷つきながらも必死に駒型メカに挑み、動きを止めるダグターボ。このシーンは迫力満点だったなぁ。


救出されたシンは、すぐにアーマーシンと融合合体。再び心を1つにすることを決めたカイたちは、再び重連合体に挑み、ライナーダグオンへの合体に成功します。さらにエンもダグファイヤーからファイヤーダグオンへと火炎合体。2体のダグオンはそれぞれの技で駒型メカを粉砕し、同じ頃シャドーリュウはデスパルス星人を一刀両断。こうして、デスパルス星人の悪事は阻止されたのでした。救出された後、カイの身を案じ再び合体を試みようとするシン。バラバラになっていたメンバーが再び心を合わせるという、ベタながらアツい展開が描かれます。こうして再び登場したライナーダグオンは、ファイヤーダグオンと並び立ち、駒型メカの撃破に成功。デスパルス星人本体もシャドーリュウに倒され、事件は収束するのでした。2体のダグオンの活躍に注目が行くのはもちろんですが、ここではリュウの活躍にも注目したいところ。1人で宇宙人を倒しちゃうなんて、かなりの戦果じゃないか?そしてラスト、改めて結束を取り戻した海と森。その姿を見た炎は、「これが青春だ!」とつぶやきます。いやいや、いい感じに締めくくってるけど、海と森が一度は仲違いした原因は君だよ!?

 

 

 

第5話「ファイヤーダグオン発進せず」

1996年3月9日放送
登場した敵他:宇宙電人エレクトロン星人

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「青春とは、アツく燃えることですな。ハハハハ!」


STORY:今日も高校に遅刻しそうになる炎。宇宙人の戦闘を乗り越え何とか高校に到着したが、そこで彼は、厄介な伊集院教頭と遭遇する。遅刻、生徒手帳不携帯、さらに作戦会議中の誤解から彼とトラブルになった炎は、とうとう校長室に呼び出され、罰を課されることに。しかし、そんな時でも宇宙人の攻撃は待ってくれなかった。ピンチに陥るライナーダグオン。今こそ、ファイヤーダグオンの助けが必要だ。炎は果たして、仲間を助けに行けるのだろうか?


ファイヤーダグオン→ライナーダグオンと新ロボの登場回が連続したため、次はシャドーダグオンのデビュー回か…と思いきや、今回は新ロボデビューが一切ナシの単発回。炎がメインに据え、彼のやんちゃながらもまっすぐなキャラクター性が、生き生きと描かれていました。メンバーとの関係もだんだんいい感じに。今回を通して、彼らは真の仲間となったといえるでしょう。


不審な物体が地球上に落下した翌日、いつものごとく遅刻をしそうになる炎。自転車を飛ばし、信号機の故障や踏切事故を乗り越えて必死に高校へ向かう彼でしたが、運悪く道中でエレクトロン星人を目撃。戦闘になり何とか勝利をおさめますが、彼の遅刻は確定的になってしまいます。密かに校舎に忍び込んだ炎でしたが、そこで出くわしたのは、厳しいことで知られる伊集院教頭でした。炎の登校シーンは、彼の性格がよく表れている描写が連続。信号機の故障も自転車のドライビングテクニックで何とか乗り越え、踏切事故は「道なき道を直進すれば2分でいける」と豪語し、民家の軒先や歩道橋を突っ走っていきます。前者はともかく、後者はどう考えてもムチャクチャ。どう考えても2分以上かかってるし、よく民家の庭を自転車で走るなぁ…。そんなこんなで、とうとう高校までラストスパート。廃工場を走る炎でしたが、謎の電気異常を目撃した彼は内部に侵入。そこでエレクトロン星人を目撃し、戦闘になります。エレクトロン星人は、その名の通り電気を使う宇宙人。体中が電気を帯びているからか、なかなかの防御力やトリッキーな電気攻撃を仕掛け、エンを苦しめます。見た目は非力そうなのに、かなりのポテンシャルを見せたエレクトロン星人。デザインも特徴的で、頭部の中でどこに目・鼻・口があるのかわからないデザインになっています。苦戦させられつつも、なんとかエレクトロン星人との戦闘も乗り越えた炎。遅刻確定し校門を避けて高校に入ろうとする炎でしたが、教頭にバレてしまうのでした。伊集院教頭は、いかにも厳格そうな見た目。ああ、学校に1人入る厄介な先生パターンだ…。


その日の昼、作戦会議のため真理亜の部室に集まる海たち。遅れて炎がやってきますが、炎がした遅刻の言い訳をきっかけに、海とちょっとした小競り合いに。思わず黒板消しを海に投げつける炎でしたが、それは回避され真理亜にヒット。怒って部室にやってきた真理亜は炎に向かってそれを投げつけますが、それは炎ではなく教頭の顔面に直撃。教頭が勘違いしたことにより、彼と炎の関係はますます悪化することに…。なぜか自然に、真理亜の部室=超常現象研究会の小屋に集まるようになってきた炎たち。今回辺りから、ここが炎たちのたまり場になるというワケですね。そこで問題となっていたあのが、炎のがした遅刻の言い訳。彼がポロッと口にした「宇宙人と出くわした」という発言がウワサになっていることを知った海は、前々回のように炎に注意を促し、これに対し炎が反発してしまいます。それをきっかけに始まった黒板消し投げは、やがて炎と教頭の関係性をさらに悪くしてしまいます。教頭にヒットした黒板消しは、炎ではなく真理亜が投げたもの。しかし、炎のことを問題視している教頭は、彼を犯人と決めつけ校長室に連れて行ってしまいます。校長は穏やかで理解がある人なのに、なんで教頭はこんなにも性格が真逆なんだろう…。炎が校長室に連れていかれた後、海たちは手分けして宇宙人の情報を集めることに。その行動の根底にあったのは、「炎はウソをつかない男だ」からという信頼でした。ムチャでやんちゃなところはあるけれど、ウソは絶対につかない炎。海たちも、彼の性格をちゃんと理解してくれてたんですね。


朝日山校長の判断により、1週間の便所掃除をすることになった炎。教頭に監視されながら便所掃除を続ける炎でしたが、それと同じ頃、電気を蓄えたエレクトロン星人が巨大化して再出現。ファイヤーダグオンが出撃できない中、カイたちはライナーダグオンで応戦。しかし、エレクトロン星人の電気攻撃とは相性が悪く、かなりのピンチに陥ってしまいます。仲間のピンチを見た炎は、教頭に土下座してまで現場に向かおうとしますが…。エレクトロン星人は冒頭の戦闘では倒されておらず、山海市各地の電気を吸ってパワーを充填。満を持して巨大化して出現します。炎不在の中カイたちはライナーダグオンで挑みますが、遠距離攻撃系統の技をほとんど持たないライナーダグオンは、エレクトロン星人の技とは相性が悪く、拘束され電気攻撃を受けてしまいます。リュウの乗るシャドージェットもアシストしますが、攻撃を受けて墜落。このタイミングでダグシャドーに変形するかと思ったけど、そんなことはなかったですね。一方、炎の相次ぐトラブルをさすが見過ごせないと思ったからか、彼に罰を課すことにした校長。その内容は便所掃除であり炎は教頭に監視されながら掃除をすることに。そんな中、偶然テレビでライナーダグオンのピンチを目撃。土下座をしてまで懇願しても、現場に行くことを許可してくれない教頭に対し、炎は手を挙げようとしますが―。炎が教頭を殴ろうとしたその直前、現れたのは校長。彼は炎のまっすぐな目を信じ、彼を一時的に解放します。穏やかでのほほんとしていそうに見えながらも、実は生徒のことを信頼している校長。こちらもいいキャラしてるなぁ~。


便所掃除から解放された炎は、すぐにファイヤーエンに変身。エレクトロン星人の前にさっそうと現れ、一気にファイヤーダグオンへ合体した後、流れるようにファイヤーブレードでフィニッシュ。戦闘終了後、自分を信じて送り出してくれた校長を裏切れないと感じた炎は、積極的に便所掃除を行うのでした。ファイヤーエンの登場シーン以降こそ、今回のお話の注目ポイント。ヒーロー番組のテンプレのようなカッコよさでさっそうと登場したかと思うと、流れるように融合合体→火炎合体→ファイヤーダグオンでフィニッシュと、スピーディーにエンの活躍が描かれていきます。いやぁ、活躍時間は短かったけど、今回もファイヤーダグオンはカッコよかったなぁ!!翌日、海たちがトイレを除くと、マジメに便所掃除に取り組む炎の姿が。彼は校長のことを裏切れないからとしてそれを行っており、そんな彼の姿を見た海たちは、なんだかんだで掃除を手伝ってくれるのでした。誰一人として「手伝おうか?」とは言わないけれど、結局炎の便所掃除を手伝ってくれる海たち。素直じゃないけど優しいのがいいですよね~。でも森、女子便所の掃除を担当するといっていきなりそこに飛びこんで、言い訳に「友情を深めるため」って言うのは、もう立派なセクハラだよ…。

 

 


第6話「ゲームオーバー」

1996年3月16日放送
登場した敵他:宇宙幽霊カオス星人

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「1人じゃ無理でも、2人ならわからないだろう?」「そうだな…、“リーダー”。」


STORY:宇宙から来たカオス星人が、恐竜博物館に落下。内部に展示してあった恐竜の骨と融合し、街中で暴れ始めた。エンとリュウの活躍で事件は解決したが、カオス星人は彼らをおびき出し、ゲーム空間に閉じ込めてしまった!仮想現実内で戦うエンたちは、ゲームをクリアしてとうとうラスボスと遭遇。これはリュウによって撃破されるが、カオス星人はさらに暴れ始めてしまう。これを倒せるのは、リュウしかいない!今こそ融合合体だ、ダグシャドー!


リュウの融合合体形態:ダグシャドーの初登場回。それと同時に、今まで単独行動が多く出番も少なかった竜の活躍が存分に楽しめるお話にもなっていました。作画監督柳沢テツヤ氏が担当しているからか、物語は『ガオガイガー』の一編としても通用しそうな雰囲気に。竜もだんだんと、炎に心を開いてくれるようになりましたね。


謎多きダグオンのメンバー:刃柴竜。彼の秘密を探ろうと、炎は学に彼を尾行させますが、案の定すべてバレてしまいます。そんな中、炎たちは謎の物体が宇宙から落下してくるのを目撃。その正体はカオス星人であり、恐竜博物館の恐竜の骨と合体して暴れだします。エンとリュウの活躍により、この恐竜は倒されますが、カオス星人は彼らをおびき出すかのように人形に憑依。それを追ったエンたちがやってきたのは、VRワールドというゲーム施設でした。一匹狼スタイルで、あまり人と関わろうとしない竜。そんな彼のことをずっと炎は気になっていたようで、学に彼を尾行させます。しかし尾行はすぐにバレ、学の後を追っていた炎のことも、竜にはお見通しなのでした。持っていたリンゴを壁に投げ、それを利用して死角に隠れていた炎に的確にヒットさせる竜。恐ろしいボールコントロールだ…。自分のしていたことが竜にバレた直後、炎は空から落下してくる物体を目撃。やがて恐竜博物館から恐竜の骨が暴れ始めるという事件が発生し、炎と竜が変身してこれに立ち向かいます。今回の敵であるカオス星人は、どうやら実体を持たない宇宙人。何かに憑依してこれをコントロールする能力を持っており、これにより動くはずのない恐竜の骨を大暴れさせてしまいます。これに対して立ち向かうのが、エンとリュウのコンビ。リュウを中心とした連携プレーで撃破しますが、やがて彼らは宇宙人におびき出されることになるのでした。2話前ではデスパルス星人を単独で撃破するなど、戦闘面でのポテンシャルが非常に高いリュウ。この戦闘シーンでも、それがよくわかる形になっていましたね。


VRワールド内を探索するエンとリュウは、やがて体感型ゲーム「魔界惑星の決闘」の中に迷い込むことに。最初はゲームだとして楽しんでいたエンでしたが、カオス星人が憑依しているからか、だんだんと様子がおかしくなり、ゲームから実際の戦闘に変化してしまいます。エンとリュウが必死で戦う中、海たちは行方不明になった彼らのことを探し続けていました。カオス星人はVRワールド内のゲームに憑依したようで、その中の1つである「魔界惑星の決闘」を利用し、エンたちを追い詰めていきます。自分の武器や技をフル活用して、どんどんザコ敵を撃破していくエンたち。このあたりのシーンは、「スーパー戦隊シリーズ」っぽい感じに仕上がっていましたね。ちなみに、エンたちがゲーム空間に閉じ込められる直前のシーンでは、エンがリュウと打ち解けるために、様々な話題をふる描写が存在。それによると、エンの特技は「居眠りしながらご飯を食べること」らしい。うーん、それは居眠りしてるというよりも寝ぼけてるだけなのでは?このようにエンたちがげ無空間で苦しめられている中、海たちは炎たちと連絡が取れないことに気づき、彼らの捜索に乗り出すのでした。


ザコ敵を倒し、ラスボスがいる城へ向かうエンとリュウ。途中中ボスが出現し、攻撃を受けてエンが負傷してしまいますが、リュウの持っていたシャドーガードたちがロボット形態へと変形したことで難を逃れ、逆転に成功。その後単身城に乗り込んだリュウは、自分の技でラスボスを撃破。ゲーム空間から解放される2人でしたが、カオス星人はゲーム施設自体に憑依し、再び町で暴れ始めるのでした。エンとリュウの前に現れた中ボスは、砂漠から出現したのにもかかわらず、カニをモチーフにしたデザインの敵。身体も大きく両腕のハサミが最大の武器であり、これの攻撃を受けてエンは負傷してしまいます。もはやこれまでかと思われましたが、その時、リュウが召喚したシャドーガードが3体ともロボットに変形。彼らと力を合わせて中ボスを倒し、エンを安全な場所に退避させるのでした。第1話から登場していたシャドーガードですが、今回初めてロボット形態に変形。まさか、ロボットへの変形機構まで有していたとは驚きです。でも、どうやらロボット形態としての活躍は今回限りみたいだなぁ。負傷したエンをわざと戦いから遠ざけたリュウは、単身ラスボスのいる城へ。ラスボスと対峙していきなり拘束されてしまいますが、それはリュウの分身。リュウは分身技を使って相手を翻弄しつつ、大回転剣風斬を食らわせてラスボスに勝利するのでした。大回転剣風斬は、リュウ自身が回転して相手に突撃する技、次作『ガオガイガー』に登場するビッグボルフォッグの必殺技:大回転魔弾と酷似しています。ビッグボルフォッグの技は、このリュウの技から着想を得たのかな?


2人で力を合わせ、ゲーム施設から脱出したエンとリュウ。ダグターボたちが苦戦する中、リュウはシャドージェットに乗って応戦。エンもファイヤーストラトスを召喚しようとしますが、カオス星人の攻撃に巻き込まれ戦闘どころではなくなってしまいます。リュウがエンを救いたいと強く願った時、彼はシャドージェットと融合合体。ダグシャドーとなってカオス星人を粉砕しますが…。単独で技を繰り出すも、出入口のシャッターが全く破れず、あきらめかけるリュウ。そんな彼に対し、エンは「2人ならできるかもしれない」として技を合体させて繰り出し、シャッターを破壊。脱出に成功します。このシーンでの2人のやり取りが印象的。リュウもだんだんエンと打ち解けてきましたね~。脱出したのはよいものの、外はカオス星人の攻撃により戦場状態。ダグターボたちに加勢するリュウでしたが、シャドージェットの火力だけでは足りず、またエンもピンチに陥ってしまいます。その時、リュウはダグシャドーへの融合合体に成功するのでした。ようやく初登場、ダグシャドー。合体のベースとなっているリュウと同じく、忍術系の攻撃を得意としており、本格的に刀を使って戦闘しているのが面白いですね。そんなダグシャドーの必殺技は、シャドー・絶対拘束剣とドラゴンプラズマバーンのコンボ。単独メカで2種類の変形形態を持っているだなんて、他のダグオンに比べて恵まれてるよなぁ。


戦いが終わり、落ち着く竜たち。しかし、カオス星人の残留思念が竜を襲う!果たして、竜の運命やいかに―!?

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第7話から第9話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』。頼むぜ、風紀委員長!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』使用BGM「ビッグ・ユニオン」です。

 

ファイヤーダグオン、そしてライナーダグオンの合体時に使用されているBGM。どちらも劇中での使用頻度が高く、「『ダグオン』といえばこの音楽!」というような曲になっています。

 

ファイヤーダグオンの合体音楽は明るめで、対するライナーダグオンの合体音楽は少し暗めな印象。鉄道系のロボの合体音楽がちょっと暗めなのって珍しい気がする…のって、私だけ?

 

 

 


Brave Command Dagwon OST 1 Tracks 1-3

 

 

 

 

 

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約1000円でポンッと買えたぜ Part.2

bongore-asterisk.hatenablog.jp

あの記事から5年近く―。

 

今はもうDVDの時代ではありません。Blu-rayの時代です。

 

 

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さあさどうぞ、これを見てみててください。コマンドー』の日本語完全吹替版Blu-rayですよ。

 

Blu-rayは日本で生まれました。アメリカの発明品じゃありません、我が国のオリジナルです。(DVDに)しばし遅れをとりましたが、今や巻き返しの時です。

 

んああぁ、仰らないで。Blu-rayは再生機器が限られてる。でもDVDなんて見かけだけで、値段はほぼ同じだし、画質は悪いわ、ろくなことはない。


画質も最高ですよ。どうぞ見てみてください。…いい音でしょう? 余裕の音だ、リマスティングが違いますよ。

 

しかも、玄田哲章吹替版だけでなく、屋良有作吹替版まで入ってる。何が始まるんです?第三次大戦だ。

 

そして、一番気に入ってるのは…値段だ。

 

 

とにかくこれは買った方がいい。一口では言えん、とにかく俺を信じろ。

 

Amazonのページを)↓見てこいカルロ!

www.amazon.co.jp

 

 

 

 

 

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バーチャルでトライを決めろ

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南アフリカが優勝し、大盛況の中終わった2019ラグビーワールドカップ日本大会。

 

私は「サッカーの試合を見るとウイイレとかすぐやりたくなるタイプ」の人間なので、ラグビーのこうした大会を見ると、「ラグビーのゲームやりたい!」って思っちゃいます。

 

そこでふと思ったのが、「ラグビーのテレビゲームってあるのか?」ということ。どうやら海外では断続的に各メーカーから発売されているようですが、日本では10年以上前にPS2で出たのが最後のようです。

 

その他出ているものとしては、スマホでのアプリゲームぐらい。「自宅でどっしり構えてプレイするゲームはもうないのか…」と思っていたら…。

 

 

 

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出るではないか

 

出るではないか

 

www.3goo.co.jp

なんと、『RUGBY20』というゲームが日本でも発売決定。10年以上ぶりに日本でラグビーのテレビゲームが一般販売されます!

 

 


『RUGBY20』プレオーダートレーラー【PlayStation®4】

公開されているプロモーション映像を見てみると、ラグビーの試合のプレイがひと通りできる他、選手のエディット機能も付いている様子。各国代表もすべてではないですがある程度ライセンス取得しているようなので、実名で登場するチーム&選手もそこそこ多いようです。なんだかノリ的に「ウイイレラグビー版」って感じです。

 

選手のグラフィックはもうちょっと頑張ってほしいかなぁと感じますが、これだけリアルなラグビーのテレビゲームをプレイできるのは本当に貴重。発売が俄然楽しみになってきました。

 

公式HPでは「今冬発売予定」になっていますが、PS Storeのページでは2020年2月13日発売予定と明記。ラグビーワールドカップが終わってからかなり経っちゃってるなぁ」と思いましたが、2月と言えばスーパーラグビーの季節。タイムリーではないですが、発売タイミングも悪くないと思いますね。

 

 

 

この『RUGBY20』は発売こそ先なものの、現在無料でベータ版をプレイすることが可能。これは…、これはダウンロードしてプレイしなければ!

 

 

 

 

 

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RKF レジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーダブル サイクロンジョーカー&ハードボイルダーセット

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今回は、今年9月末に発売された「RKF レジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーダブル サイクロンジョーカー&ハードボイルダーセット」のご紹介です。

 

『ビルド』あたりから発売され始めたRKFシリーズに、とうとうダブルが参戦。しかも、シリーズ初のバイク付きのセットとしての発売になりました。初っ端からこの充実っぷりは、『W』の人気の高さを証明しているともいえるでしょう。

 

 

 

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まずはダブル(サイクロンジョーカー)のフィギュア本体から。フィギュアが想像以上に小さくてビックリしましたが、ダブルの特徴的な造形、そしてカラーリングを的確にとらえており、思った以上の高クオリティに仕上がっています。

 

造形面も全く問題なしなうえ、塗装面も充実。ちゃんとダブルドライバーまで塗装されているのはいいですよね~。ガイアメモリ部分や背面全体は塗装省略されていますが、ここら辺はまあ仕方ないでしょう。

 

欲を言えば、複眼はクリアパーツで作ってほしかったなぁ。『フォーゼ』以降、ボーイズトイフィギュアでも複眼にクリアパーツが採用されるようになったんだからさ…。

 

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関連パーツとして、交換用手首一対とマフラーが付属。これで、あのダブルの代表的な決めポーズをとらせることができます。

 

可動部位は、両腕両足と首など。腰が動かない代わりに胸部も可動するようになっています。

 

 

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続きまして、ダブルの専用バイク:ハードボイルダー。塗装箇所は本当に最低限ですが、造形面はこちらも特徴をよく捉えたなかなかの仕上がりです。

 

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このハードボイルダーで驚かされたのが、その可動部位。ハンドルの他、なんと前輪を動かすことが可能です。今までのバイク玩具だと「ハンドルは動くけど前輪は動かない」っていうのが一般的でしたから、このギミックにはビックリです。ただ、ハンドルと連動してないのがちょっと残念でした。惜しい!

 

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そして最後に、ダブルを乗せてみるとこんな感じ。スケール的にはピッタリで、遊びの幅がぐんと広がりますね。

 

ダブルの足がハードボイルダーのボディーにやや収まりきっていませんが、これはもうボーイズトイフィギュアにおける“宿命”みたいなものですから(大抵この手の玩具は、フィギュアの足の可動範囲の関係で収まりきらないことが多い)、個人的には全然気になりませんでした。

 

 

 

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 レジェンドライダーの中でも優遇された形での発売となった、「RKF レジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーダブル サイクロンジョーカー&ハードボイルダーセット」。その好評を受けてなのか、はたまた当初から予定されていたのかは不明ですが、なんと来年以降はヒートメタルルナトリガーが発売予定という情報も出てきています。

 

フィギュアライズスタンダード(プラモ)でも初期フォーム3体が発売されるなど、今まさに再燃しつつある『W』の商品化。もう本放送から10年近く経ちますが(!)、その人気はまだまだ安定して続きそうですね。

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第18話 ちょっとした感想

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実 写 版 勇 者 パ ー ス

 

 

 

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片方の意見を押し付けて、黙らせて…。そんなの間違ってる!今回の『ウルトラマンタイガ』は、2度目となる足木脚本回。現在の地球に不満を持つ宇宙人たちとホマレの交流を通じて、難しい立場に置かれている『タイガ』世界の宇宙人を描いていました。

 

ゲストキャラクターたちも個性的で、お話のまとまり方もGood。特撮面も充実しており、『タイガ』の中でも特に出来の良い回だったのではないかと感じました。お話の雰囲気がかなり暗めでしたが、まあ扱ってるテーマ上仕方ない面はあるよね。

 

なお、前回(第17話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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次回予告の時点から、「お話が重くなりそうだな」と感じさせていた今回のお話。扱っているテーマは確かに重いものでしたが、かといって全体的な流れやその結末が過度にダークにならないよう配慮されていたのは良かったといえるでしょう。ゲストキャラクターたちに対し、既に宇宙人であるということが仲間から受け入れられているホマレ(彼らから見て真逆の立場にいる)をぶつけたのは、直球ながら面白い発想でした。

 

今日も発生する怪獣災害。世間の目が宇宙人に対してますます冷ややかになる昨今。有給休暇を楽しんでいたホマレは、チンピラからの襲撃を受ける男性:小森を救出します。話してみたところ、なんと小森は宇宙人。自らも小森に指摘されて宇宙人であることを明かしたホマレは、じょじょに彼と意気投合し、仲を深めていきますが…。「宇宙人が地球人から迫害されている」ということの象徴として挿入されたであろう、小森が襲撃されるシーン。目に見えてやられるこの描写は確かにインパクトはありますが、イマイチ「宇宙人が“地球人全体から”冷遇されている」という感じが伝わってきません。せっかくこの直前にニュース報道のシーンを挿入したのですから、ここで町の人の声として宇宙人を非難する意見を言わせるという展開も、ありだったかなぁと感じました。そんな小森を救ったのが、ホマレ。彼は小森に宇宙人であることを見透かされ、また小森自身も自らが宇宙人であることを明かしたことで、だんだんと仲を深めていきます。ホマレと小森のシーンでは、メフィラス星で製造されたというマンダリンジュースが登場。あの星、まだマンダリン草にこだわってたのか…。

 

小森の家に連日出入りするようになったホマレ。しかしそんな彼を、小森の同居人であるヒトミはなぜか「あまりかかわらない方がいい」と言ってきます。そしてその日の夕方、偶然ホマレは小森の真意を知ることに。不意打ちを食らったホマレでしたが、それを助けたのはヒトミでした。前々から地球に対する不満を抱いていた小森は、霧崎にそそのかされ、フック星人の指示のもと怪獣兵器を入手。着々と準備を進めており、実行直前段階になって、そのことをホマレに知られてしまうのでした。ここで面白いのが、ホマレが小森たちの真意や計画を知る流れ。「本当のことがホマレにバレて問い詰められる→ペラペラとホマレに計画のことをしゃべる」というテンプレ構成ではなく、「小森はホマレに計画がバレるが多くを語らず逃走→ホマレを介抱したヒトミが回想する形でその原因をホマレに語る」という変則構成になっています。小森だけでなく、ヒトミも絡めてこの“どんでん返し”を演出していたのは興味深かったなぁ。そして、ホマレが一連の事実を知った後にヒロユキが登場。彼はタイガの協力でホマレよりも早く小森の居場所を突き止めます。この後のタイガへの変身も含めて、絶対今回でホマレに正体バレたでしょ、ヒロユキ…。

 

ビルの屋上で、ゼットンを召喚した小森。ヒロユキとホマレは追いつきますが、ヒロユキは小森に追い詰められてピンチに。しかし、タイガに変身して脱出します。一方のホマレは、タイガとゼットンの戦いをバックに小森=バット星人と激闘。彼を説得することに成功し、ゼットンもまたタイガの手によって倒されるのでした。そして数日後、ホマレたちは小森のもとを再び訪れて…。小森の正体はバット星人。小森→こうもり→バット星人ってことだったんですね。「それなら『レオ』に登場したバットン出せよ!」って思っちゃったのは、たぶん私だけ…かな?小森はゼットンを暴れさせさらにホマレとも戦いますが、結果的には計画を中止し、現在の住居を引き払って別の場所へ引っ越すことに。彼とヒトミの再出発を嬉しく思うホマレたちでしたが、それをぶち壊すように霧崎の攻撃がホマレに命中するのでした。霧崎の性格なら小森たちを始末しそうだ…と思ったら、結局彼らは特に被害を受けず存命。「なんだ、よかったよかった」と思っていたら、最後の最後でホマレ重傷という展開をぶち込んできました。いやぁ、これは不意打ちだった。やられたぜ!

 

 

 

◎特撮面

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待っていました、再度の辻本監督回!今回は序盤の夜戦と後半の市街地戦と2パターンの特撮シーンが挿入。どちらもミニチュアやその破壊にこだわりが感じられ、大満足の描写に仕上がっていました。『X』の頃から言ってるけど、やっぱり辻本監督を1回くらいメイン監督に起用してほしいなぁ。

 

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夜の市街地に現れたベムラー。思いのほか苦戦を強いられるフーマでしたが、ここでヒロユキはタイタスにチェンジ。自慢の筋肉とアストロビームで、ベムラーを粉砕して勝利します。序盤から戦闘シーンが挿入される今回ですが、ミニチュアに対するカメラワークも最初インパクト大。なんと、電車内からそれと倒れこむフーマを臨むシーンが挿入されました。GoProカメラが導入されたから、こんなことができるようになったんだなぁ。その後のタイタスの戦闘シーンは、やはりパワー重視の戦い方に。「相手を抱え上げて背骨にダメージを与える」戦法は、『ティガ』第1話のパワータイプを思い出しましたね。

 

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小森の手により、ゼットンが出現!市街地をめちゃくちゃに破壊しまくるそれに対し、タイガが敢然と挑みますが、パワー面で押され気味になってしまいます。ゼットンが暴れまわり、その直後タイガが登場するシーンでは、もう特撮面での見どころが目白押し。市街地で破壊されるビル、ヒロユキが光になってそのまま瓦礫に着弾する形で体が登場、ゼットンに押されて市街地の隙間から戦闘が垣間見える等々…どれも素晴らしいものばかりでした。中でも特に衝撃を受けたのが、ビルの破壊シーン。ビルのミニチュアを傾けて破壊を表現する手法は、『ジード』のVSペダニウムゼットン戦でも見られましたが、今回はその後さらにバラらに崩れ落ちるというもう一段階上の仕掛けが仕込まれていました。いやぁ、これは迫力十分だったぜ!

 

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ストリウムブラスターなども弾き返されてしまったタイガは、トライストリウムに強化変身。ゼットンシールドをタイガトライブレードで破ると、フーマの力を召喚。新必殺技:フーマ烈刀斬でゼットンを真っ二つにして勝利を収めるのでした。トライストリウム登場後は、やはりタイガ優勢で戦闘が進行。勇者パースっぽいことをやってみたり、ウルトラシリーズ伝統:「回ればなんとかなる」でゼットンシールドを破壊したりしていたのには笑いましたね。そして、ラストはフーマの力を使って勝利。タイガトライブレードを逆手持ちして繰り出すその姿は、メチャクチャカッコよかったですね。

 

 

 

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ホマレが傷ついたことにより、霧崎への怒りが爆発するヒロユキ。感情的になる彼に、獣神ゴロサンダーが出現する。この強敵を倒し、カナたちを救えるのかヒロユキ!?

 

次回はスーツ新造怪獣であるゴロサンダーが登場。「ふざけた見た目なのにかなりの強敵」という、『タロウ』テイストたっぷりな怪獣になりそうです。ヒロユキの人間としての成長も、描かれそうだなぁ。

 

そんな第19話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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