お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

湯河原・西村京太郎記念館

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今回は、先週日曜日(6月30日)に訪れた、神奈川県足柄下郡湯河原町にある「西村京太郎記念館」のレビューです。

 

全国のトラベルミステリーファンが訪れるという、この記念館。訪問日当日はあいにくの雨…というよりも低気圧の接近に伴い強風と霧雨のダブルパンチという大荒れの天候でしたが、それでも行程を強行。その理由は、この記念館では不定期ながら日曜日に西村京太郎本人によるサイン会が開かれるためでした。

 

でも、タイミングが悪かったからか、結局この日は本人とは会えずじまい。会えなかったことは残念でしたが、上述の通り天候が悪かったせいで来館者が少ない状態だったので、じっくりと展示を堪能することができたのはよかったですね。

 

 

 
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「記念館」は2階建て。うち1階は受付と喫茶店(茶房にしむら)が入居しており、実質的な展示フロアは2階のみと、かなり小規模なものになっています。


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展示フロアには2つのブースがあり、どちらもカメラ等で撮影OK。本人へのインタビュー映像が流れているブースでは、ここ10年の間に放送された「西村京太郎トラベルミステリー」などの番宣ポスターや劇中スチールなどがズラリと貼られていました。三橋達也×愛川欽也時代のスチールが1枚でもあれば完璧だったのですが、不思議とそれだけはなかったですね。まあ、「トラベルミステリー」の代表コンビであるこの2人が最後に共演したのも、20年以上前の作品だからなぁ。あまりにも古すぎるので、わざと展示していなかったのかもしれませんね。


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もう一方の大きいブースには、中央に鉄道模型ジオラマを配し、それを取り囲むようにして本人の著作(どれも当時発売された第一版)がびっしりと展示。その下には本人が所蔵する生原稿なども展示されており、規模は小さいながらも見ごたえは十分にありました。それにしても、なんでこの人江戸川乱歩横溝正史の直筆生原稿を所蔵してるんだ…。


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中央にある鉄道模型ジオラマは、レイアウトとしてはちょっとひねった配線(線路配置)になっており、設置されたボタンを押すことで各列車を動かすことが可能。有名な「ジオラマの中に死体が隠されている」という謎解きも健在でした。割と見つけやすかったと思うけど…。さあ、皆さんは見つけられるかな?

 


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展示を堪能した後は、記念館に設置されているロボットのクイズに挑戦し、半分まぐれで全問正解(全問正解すると認定証がもらえる)。その後グッズを購入した後、1階にある「茶房にしむら」に立ち寄りました。

 

ここでは、本人がこだわったブレンドコーヒーを堪能することが可能で、記念館の入場者については無料(入館券の中にコーヒー代も含まれているため)で1杯コーヒーが飲めるサービスがあります。でも、ここで使用されている本人のサイン入りコップ付きのコーヒーが欲しければ、別途料金が必要。全く、うまい商売してるぜ。当然買っちゃったけどな!

 

この「茶房にしむら」のブレンドコーヒーは、苦みよりも若干酸味の方が強く印象に残る味に。ブラックでも飲みやすい、スッキリとした味わいになっていました。コーヒー豆もどうやらグッズとして売ってたみたいだけど、ちょっと荷物がかさばっちゃうからスルーしちゃったなぁ。

 

 

 

小規模ながらも、確実にファンの心をガッチリつかむ展示になっていた、この「西村京太郎記念館」。ファンの方なら、一度は訪れてみる価値が十分にあるスポットだと思いますね。

 

湯河原は関東を代表する温泉地だし、温泉旅行と併せてに立ち寄るのもいいかもしれませんね。私も、記念館を後にした後は温泉(町営浴場)に入りに行きました。湯河原の温泉街はここよりもさらに山の中になりますが、バスが15分に1本のペースで出ているので、それほど不便することなく温泉街回りをすることもできると思いますよ!

 

 

 

 

 

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第16話 ちょっとした感想

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立ち上がれ、キシリュウネプチューン

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

あいつらの言葉を…、信じてみたいんだ!今回は、リュウソウゴールド/カナロの騎士竜:モサレックスの本格登場回。ガチレウスが自ら巨大化し暴れ、さらにキシリュウオーファイブナイツの戦闘能力は解析済みというリュウソウレッドたちにとっては危機的状況の最中、初登場補正もかかりしっかりと活躍してくれていましたね。

 

今回のお話を通じて、モサレックスはある程度はコウたちのことを信頼した様子。でも、やっぱりまだ完全ではないようですね。それほどまでに禍根を残すことになった、陸のリュウソウ族と海のリュウソウ族の争い―。いったい原因は何だったんだろう?

 

なお、同日放送の『仮面ライダージオウ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

前回のことがきっかけで、コウたちのもとを訪れるようになったオト。そんな彼女が心配なカナロは、彼女を見守るべくずっとついて回っていました。やがて街に繰り出して買い物をしている最中、彼らはガチレウスと遭遇することになって…。前半のシーンで何に驚いたかって、かつて吹越さんが出演していた『シュシュトリアン』のフライドチキン男ネタが出てきたこと。しかもあのコケコッコーボイス付きで挿入されるだなんて、思いもしなかったなぁ。荒川さんらしい小ネタだと感じました。それと同時に見逃せなかったのが、カナロが語ったモサレックスの陸のリュウソウ族に対するイメージ。なんと、ドルイドンを倒した後は彼らに代わって地球を征服してやろうと思っているのではないかと疑っていたようです。どれだけ陸のリュウソウ族のイメージが悪いんだよ、海のリュウソウ族にとって!しかし、これだけ「陸のリュウソウ族と海のリュウソウ族は仲が悪い」ということがここ数話でにおわされているということは、この要素は単に「カナロたちの仲間入りに関わる障壁」というだけでなく、なにかストーリーの重要部分に関わるものを持っているということなのでしょうね。

 

ガチレウスは手ごわかったものの、弱点を発見したことで、リュウソウレッドメラメラソウルとリュウソウゴールドビリビリソウルにより封じ込めに成功。しかし、ガチレウスを完全に撃破できたわけではありませんでした。しばらくしてパワーアップして復活したガチレウスは巨大化。キシリュウオーファイブナイツの能力すらも熟知した彼の前に、リュウソウジャーは危機的状況に陥ります。中盤のシーンでは、リュウソウレッドメラメラソウルとリュウソウゴールドビリビリソウルの連係プレーが最大の見どころ。彼らが徐々に心から手を取り合い共闘している姿が、観る者をアツくしてくれました。BGMにOPテーマを使ってたのもいいよなぁ~。これだけイケイケドンドンな演出をしていたので、リュウソウジャーはガチレウスに完全勝利した…と思いきや、そうは問屋が卸さない。実はガチレウスはさらにパワーを蓄えており、より強くなって復活。キシリュウオーファイブナイツを軽々と追い詰めるまでに強大化してしまいます。キシリュウオーファイブナイツをガシガシと追い詰めていくガチレウスは、確かに強敵感MAX。キシリュウオーファイブナイツが水に浸かるなどの手間のかかった特撮も見逃せないところでした。

 

リュウソウジャーの危機を知ったカナロは、彼らへの協力を固辞するモサレックスを、自分自身の言葉で説得。何とかして動かし、キシリュウネプチューンへと変形してキシリュウオーファイブナイツに加勢します。水中戦を得意とし、かつ新登場であるためガチレウスから戦闘能力を解析されていないキシリュウネプチューンは、圧倒的な強さを発揮。ガチレウスを単独で撃破することに成功したのでした。ここで登場、キシリュウネプチューン。その変形シーンもなかなかハデでしたが、戦闘シーンにおける特撮もこれまたハデでした。合成を駆使した水中戦の表現も、なかなか面白かったですね~。これだけの強さを発揮したキシリュウネプチューンの前に爆発四散したガチレウスでしたが、どうやらまだ倒されてはいない様子。うーん、しばらく時間をおいてから再登場したりするってことなのかな?

 

 

 

再び現れたワイズルー。彼がリュウソウジャーに仕掛けてくる罠とは何か。ピンチに陥るモサレックスの勝利の鍵は、ディメボルケーノとの合体にあった!

 

次回はモサレックスとディメボルケーノの合体形態:スピノサンダーが登場!その活躍がメインになりそうということは、そのさらに上の段階の“あの合体”は…次々回以降の登場になるんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

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『仮面ライダージオウ』EP42 ちょっとした感想

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貫録を感じるあのセリフ―、「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」

 

 

 

常盤ソウゴ…。なんなんだあの男は?どうしてこんなにも胸がざわつく…?アナザージオウⅡとの戦いの中編となった、今回の『仮面ライダージオウ』。前回の次回予告でも触れられた通りツクヨミがスウォルツの妹であることが明かされ、アナザージオウⅡとの決着がつくどころか、あちら側の攻勢がいっそう強まってくる形になりました。

 

スウォルツに操られた(?)海東にグランドジオウライドウォッチまで奪われてしまったソウゴでしたが、一方で少しずつゲイツツクヨミたちの信頼を取り戻すことに成功。徐々に彼らもソウゴに協力するようになっていきます。でも、まだまだこの世界の歴史をもとに戻すのには時間がかかりそう。やっぱりアナザージオウⅡを倒さない限りは、それはムリ…ということなのか?

 

 

 

前回、士との再会直後にゲイツに襲われたソウゴ。彼はやむを得ず一度はジオウⅡに変身しますが、その後変身を解きます。このソウゴの一か八かの賭けは、ツクヨミの介入によりいい方向へとシフト。彼はクジゴジ堂に招かれることになります。同じ頃、アナザージオウⅡの力に目をつけていた海東は、そのアジトに襲撃をかけますが…。前半の見どころは、ソウゴが意を決してゲイツリバイブの前で変身を解くこのシーン。ソウゴのゲイツに対する思い、そして信頼を感じさせる、静かながらもアツいシーンになっていました。でも、これだけアツい演出をしていただけに、その後のツクヨミが時間停止能力を使ってゲイツリバイブの攻撃を強制停止させるのはちょっと残念だったかなぁ。「ソウゴの圧に負けて、ゲイツリバイブがジカンジャックローを取り下げる」って形の方が、もっと面白かったかもしれませんね(少しベタな演出ではありますが)。これをキッカケにゲイツたちと少しずつ近づいていくソウゴでしたが、その一方で別行動をとっていたのが海東。彼はアナザージオウⅡのアジトを急襲しアナザージオウⅡライドウォッチを強奪しますが、逆にスウォルツにやられてしまいます。いつもの海東らしい感じでカッコつけてたのに、その直後スウォルツに時間停止能力でやられちゃうのは、ちょっとダサかったかな…。まあ、あの能力にはディケイドですら対抗できないので、どうしようもないっちゃあそうなんですけど。

 

クジゴジ堂を出たソウゴたちは、飛流=アナザージオウⅡに遭遇。ソウゴはここで決着をつける覚悟でジオウⅡへと変身しますが、戦闘中は終始押されぎみだったうえに、海東にグランドジオウライドウォッチまで奪われてしまいます。絶体絶命のピンチに陥るジオウⅡ。そんな彼を救ったのは、ゲイツリバイブでした。今回は中盤で上述の通りグランドジオウライドウォッチが奪われてしまうため、ジオウⅡの活躍が多め。しかし、アナザージオウⅡはその力を上回っているようであり、海東の介入でペースを崩されたジオウⅡは、苦しい戦いを強いられることになります。スウォルツから時間停止能力をもらったのか、ジオウⅡの動きをあっさり止め、悠々とグランドジオウライドウォッチを奪っていく海東。ここで私が感じたのは、「海東ズルい!」ってことよりも、「時間停止能力って分け与えることが出来るの!?」ということでした。ウールやオーラがそんなことをしたシーンが過去にないから、こうしたことができるのはスウォルツだけなのかなぁ。やっぱり、スウォルツだけはタイムジャッカーの中でも“何かが”違うっぽいですね。

 

ゲイツはソウゴと徐々に仲を深めていきますが、そんな時ツクヨミが狙われる事件が発生。彼女を助けるべく駆けつけたソウゴたちでしたが、そこには士の姿もありました。ひとまず現場を彼らに任せてツクヨミを追ったジオウⅡでしたが、彼女の奪還に失敗。そして連れ去られた彼女自身は、スウォルツから衝撃の事実=彼の妹であることを知らされるのでした。後半の戦闘シーンでは、ジオウⅡとゲイツリバイブのコンビが復活した他、士がディケイドに変身して加勢。ディケイドへの変身シーンは、レジェンドライダーって感じで貫禄がありましたね~。そんな彼らは、アナザージオウⅡとその手下:アナザービルドやアナザーカブト戦闘。ジオウⅡは後者を追跡しますが、ウォズやウールの登場によりツクヨミの奪還に失敗してしまいます。ウォズが立ちふさがった際に心の迷いが生じるのは理解出来ますが、それを加味してもこの追跡シーンのジオウⅡはちょっとダメダメ。なんで追跡にライドストライカー使わずに自力で走ってるのよ!

 

 

 

あさらに悪化していく戦況。完全ではないものの、少しずつ仲間たちの信頼を取り戻しつつあるソウゴに、勝機はあるのか?全てのアナザーライダーが襲いかかるとき、4人ライダーの同時変身が実現する!

 

次回、ついにアナザージオウⅡと決着か?ソウゴ・ゲイツ・ウォズ・士の4人同時変身、アナザーライダーたちとの総力戦だなんて、盛り上がること必至ですね。

 

 

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第16話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第1話 ちょっとした感想

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叫べヒロユキ!バディ・ゴー!!

 

 

 

 

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今逃げ出したら、ここに、自分の気持ちに、心に、嘘をつくことになる。だから僕は…、絶対に助ける!いよいよ始まりました、新時代(ニュージェネレーション)初のウルトラマン:『ウルトラマンタイガ』。その第1話となる今回は、ストーリーも特撮もインパクト&ボリュームたっぷりの、凄まじいお話になりました。

 

放送前は「幼さが残るウルトラマンだなぁ」と感じたタイガも、今回の活躍でそのイメージを払拭。若さを感じるものの“頼りなさ”は全くなく、ヘルベロス相手にガツンと戦っていたのがよかったですね。これからが楽しみだぜ、『タイガ』!!

 

なお、前回(第0話)の感想記事は↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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大まかな展開としては、『タイガ』の世界観やその登場人物たちの説明、そしてヒロユキたちE.G.I.Sの活躍が中心。それと同時に、事前告知にもあった通り、一つ一つの事象に対し、その理由づけがきちんとなされていたのが非常に興味深かったですね。終盤の戦闘シーンではそれが若干くどく感じる場面もありましたが、これはまあいいでしょう。

 

はるかに広がる大宇宙のどこかで、ウルトラマントレギアを追い詰めたニュージェネレーションヒーローズたち。しかし、トレギアは彼らに対し罠を張っていました。窮地に立たされ、トレギアを取り逃がしてしまった彼らは、同じくトレギアを追っていたトライスクワッドのメンバー:ウルトラマンタイガ・ウルトラマンタイタス・ウルトラマンフーマに自分たちの力を託しますが…。冒頭からいきなり展開されるのが、ギンガを始めとするグリージョを除く全ニュージェネレーションヒーローズ・トライスクワッド・タロウと、トレギアとの宇宙空間でのバトル。映画並みの規模になっており、事前情報でその登場を知っていたとはいえやはり驚かされましたね。特撮面については後述しますが、ウルトラマンたちが動く動く!新時代のウルトラマン第1話に対する、円谷プロの“気合い”を感じましたね。そしてここで見逃せないのが、ニュージェネレーションヒーローズたちがトライスクワッドに力を分け与えるシーンと、そのトライスクワッドたちとトレギアのバトルシーン。このシーンで、「なぜトライスクワッドのメンバーによって使えるタイガアクセサリーが違うのか」、そして「なぜトライスクワッドのメンバーは一気にヒロユキと一体化しなかったのか(出来なかったのか)」ということの理由づけを行っています。

 

時は少し過ぎて、地球。民間の警備会社E.G.I.Sに勤める工藤ヒロユキと宗谷ホマレは、とある人物からの依頼でその警護にあたることに。ところがマグマ星人たちの襲撃を受けた上に、怪獣兵器ゼガンとヤングマザーザンドリアスの戦いに巻き込まれ、大ピンチに陥ります。中盤のシーンでは、E.G.I.Sのメンバーの活躍が中心。『タイガ』の世界では宇宙人が地球人とともに共存しており、E.G.I.Sはそういった宇宙人からの依頼もこなす警備会社であることが描写されます。単純なメンバーの紹介だけでなく、彼らの仕事をマグマ星人が引っ掻きまわしていくのが、中盤の面白いところ。これによりお話がどんどん展開し、ヒロユキたちも休むことなく次へ次へと行動していきます。各キャラがイキイキしててよかったなぁ~。しかし、この世界のザンドリアスって、乱獲のせいで絶滅の危機にあるんだね…。

 

街中に突然現れた霧崎=トレギアは、怪獣ヘルベロスを召喚してゼガンを排除。ヤングマザーザンドリアスへの攻撃を開始し、それにヒロユキたちも巻き込まれてしまいます。ホマレたちは脱出に成功したものの、ヒロユキは逃げ遅れてしまうことに。しかし彼はタイガとの出会いを通じ、ウルトラマンタイガへと変身。ヘルベロスを倒し、ザンドリアス親子を守ったのでした。後半のシーンでも、様々なことに対する“理由づけ”の描写が存在。ホマレが宇宙人かもしれないとにおわせるシーンは面白かったですが、ウルトラマンタイガをE.G.I.Sの面々に説明するシーンは、ちょっとあからさま過ぎた感じがしました。まあ、あの描写の仕方が一番手っ取り早いっちゃあそうなんだけど…。そして、ここで地球に初登場したのがウルトラマンタイガ。彼は自身の技とオーブレッドの力を駆使し、ヘルベロスを撃破します。ヘルベロス相手に快勝したタイガ。彼の、いや彼らの物語は、ここから始まるのだ―!

 

 

 

◎特撮面

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十数年ぶりに、本編監督と特撮監督の2人体制で制作された今回のお話。第1話ということもあってか、特撮面においても見ごたえたっぷりなシーンがたくさん存在していました。映画でやってもおかしくないような描写の連続。新時代のウルトラマンを象徴するにふさわしい特撮でしたね。

 

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宇宙のどこかで、トレギアを追い詰めるニュージェネレーションヒーローズたち。光線技を駆使して戦いますが、トレギアの罠にはまってしまいます。トレギアとの戦闘シーンでは、ニュージェネレーションヒーローズが飛び回り、光線技や打撃技を連続して放つ描写が展開。宇宙空間を縦横無尽に駆け巡りながら戦うその様は、映画『大怪獣バトル 銀河伝説 the MOVIE』を思い出しましたね。観る者のハートをがっちりつかむ、インパクト大な特撮シーンでした。

 

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マグマ星人が召喚したゼガンは、街の破壊を開始。呼び寄せたヤングマザーザンドリアスを撃破しようとしますが、それはトレギアの召喚したヘルべロスによって妨害されてしまいます。ビルをぶっ壊すゼガン!雨あられのように光弾が降り注ぎ、そこらじゅうで爆発が起きる市街地!これらの描写は、改めてミニチュア特撮への興奮を呼び起こさせられるような特撮シーンになっていましたね。

 

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暴れまわるヘルべロスを止めるため、われらがヒーローウルトラマンタイガ登場!颯爽と現れた彼は、その登場時の勢いで周囲の火災を鎮火してしまいます。ウルトラマンタイガの変身シーンの特撮が、ここで初披露。いわゆるグングン人形ではなく通常のスーツを使った登場シーンになっていましたが、その登場シーンをそのまま戦闘シーンに違和感なくつなげていたのには感動させられましたね。この描写、映画『ウルトラマンゼアス2』や平成三部作で散見された描写なんですよね。こうした試みを再びやってくれるとは、嬉しいよなぁ~!

 

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ウルトラマンタイガは、ヘルべロス相手に臆することなく応戦。相手の攻撃をはねのけてパンチやキックで逆に攻撃を叩き込み、最後はストリウムブラスター2連発でヘルべロスを撃破します。タイガの戦闘スタイルは、父親の影響を強く受けたものに。ちょっと粗削りな感じがするのが、若さを感じますね。しっかし、光線技を手ではねのけたりする描写は圧倒的なインパクトだったなぁ。そのあとのストリウムブラスターもカッコよさ120%だったぜ!なんで2連発したのかはちょっとわからないけどな(おそらくタイガアクセサリーの販促のためだろうけど)!

 

 

 

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ヒロユキの記憶にあった、小さな怪獣。それとの再会は、予期せぬ形で実現してしまった。タイガそしてヒロユキは、暴れまわるキングゲスラに対しどう立ち向かうのか?また、あの厄介な敵が再び現れる!

 

次回、トレギアが再び地球に降り立つ!タイガと一戦交えるみたいだけど、まあいつものごとくあおり倒してサラッと消えるんだろうなぁ…。

 

そんな第2話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-4(第11~13話)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第4回目です。

 

ボルフォッグ、本格的に登場!前回紹介のお話で、チラッとながら登場していたボルフォッグが、今回ご紹介のお話より本格的に登場。諜報部所属ならではの多彩な能力を生かした活躍が楽しめるようになります。落ち着いた声をしつつも、結構アツいハートを持っているボルフォッグ。なかなかいいキャラしてるよなぁ!

 

 

 

 

 

Number.11「イゾルデの門」

1997年4月12日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-12/野崎博士と粒子加速器ゾル
これが勝利の鍵だ!:ボルフォッグ

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ガオガイガー…。その名、覚えておこう!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!北海道:苫小牧に建設された、粒子加速器ゾルデとその研究施設。そこに出向くことになった獅子王博士とスワンは、研究主任の野崎博士と出会うが、彼の様子を不審さを感じた。彼らの予感は的中し、野崎博士はゾンダー化。研究施設を丸ごと乗っ取り、ゾンダーロボになろうとしていた!研究施設に潜入する凱たちであったが、機界四天王の攻撃とゾンダーロボの攻撃に苦戦を強いられてしまう。そんな彼らを救う、紫の影があった。GGG諜報部所属の勇者ロボ:ボルフォッグだ!


数話前から登場している、GGG諜報部のボルフォッグ。今回は彼の大活躍回となりました。諜報部所属であるからか、ボルフォッグの描かれ方、そして戦闘スタイルが他のロボットと違うのが印象的。本格的な活躍回なのにもかかわらず、護などに対し「自分はボルフォッグです」などと名乗るシーンがないのにも驚かされました次回以降あるのかもしれませんが)


北海道:苫小牧の東に建設された、粒子加速の実験施設。その内部では、粒子加速器ゾルデによる実験が行われていました。その研究施設を訪れた獅子王博士とスワンは、施設の主任である野崎博士と対面。しかし、その異常なまでのエネルギーにこだわる姿に、獅子王博士たちは違和感を覚えます。そう、野崎博士は既に―!今回のお話の舞台は、苫小牧にある粒子加速器ゾルデとその研究施設。イゾルデとはなかなか変わった名前ですが、どうやら華ちゃんの祖母曰く、昔話に出てくる「開かれたときに世界に破滅をもたらす門」の名前からとられているようです。ところどころに華ちゃんとその祖母が会話する描写が挿入され、「イゾルデ」の恐ろしさをあおりまくる形になっていますが、なんだか描写が唐突すぎて「そうなのか。」くらいにしか感じません。この華ちゃんの祖母の話自体が架空の怖いお話であることが終盤明かされますが、粒子加速器と恐ろしいイゾルデの話を結びつけるのであれば、もう一押し何か展開等が欲しかったですね。さて、その粒子加速器ゾルデの開発責任者であり研究施設の主任が、野崎博士。彼は優秀な科学者のようですが、獅子王博士と会った時点ではどこか様子が変。それもそのはず、彼は既に、パスダーの手によってゾンダーメタルを植え付けられていたからでした。今回のパスダーが直々に作戦を立案・実行した様子。粒子加速器を狙うとは、なかなか考えたもんだなぁ。


研究施設内で何かを目撃したのち、音信不通になってしまった獅子王博士たち。ボルフォッグからの緊急コールを受けたGGGは、現地へと出撃。研究施設にある4つの出入口から、それぞれ凱・氷竜・炎竜・ボルフォッグが内部へ侵入することになります。粒子加速器の影響を受け通信が取れなくなる凱たちでしたが、内部への侵入は成功。しかし、そこに待ち受けていたのは機界四天王たちでした。北海道に向けて出撃するGGG。その中には護の姿もありますが、ここで彼が「わずかながらゾンダーの気配を感じる」と発言するシーンがあります。護はゾンダーの出現等を察知できる能力がありますが、それは東京近辺だけでなく、遠く離れたところでも察知することは可能らしい。さすがに外国に現れたら察知は難しいでしょうが、日本国内であればどこでもゾンダーが出現すれば察知できるということですかね。現地に到着した凱たちは、それぞれ4つの入口から研究施設へ侵入。このうち氷竜・炎竜は早い段階で機界四天王のポロネズとプリマーダに遭遇し、彼らを追って粒子加速器ゾルデの前に出ます。GGGのメンバーが機界四天王と出会うのは、このシーンが初めてですね。


研究施設内で、凱は機界四天王の1人:ピッツァと遭遇。彼の素早い戦闘に悩まされますが、ハイパーモードになることによって逆転。ピッツァを退け、粒子加速器ゾルデの前にやってきます。すると、イゾルデこの時を待っていたといわんばかりにゾンダーロボ化し、凱たちを襲い始めます。GGGの完全な劣勢かと思われたこの戦いでしたが、裏ではボルフォッグが密かに人質たちの救出に成功していました。初めて対面する凱とピッツァ。そのやり取りや戦いっぷりから見るに、彼らはライバル関係みたいな感じになるのかな?そんなピッツァの攻撃に苦しむ凱でしたが、ここで彼が初めて披露したのが、ハイパーモード。力を解放して金色に輝き、3分間だけ限界ギリギリまで戦闘力を上げることができる機能でした。ハイパーモードの勢いなら普通にピッツァ倒せそうだったけど、時間制限があるのがネックでしたね。凱はピッツァを退けてイゾルデの前に来ますが、ゾンダーロボ化したイゾルデが発する攻撃に大苦戦。人質救出も困難かと思われましたが、実は裏でボルフォッグが人質救出に成功していました。後半の展開では、ボルフォッグが大活躍。初登場補正もかかっているのか、ペンチノンをわりとアッサリ退け、ゾンダーロボに感づかれることなく人質を全員救出します。今回のボルフォッグは恵まれてるなぁ。そして、彼が諜報部だからか、陰などに隠れてわざと全体が映らないorわからないようにしている演出もGoodです。


人質救出成功を知った凱は、ガオガイガーファイナルフュージョン。プロテクトシェードにより研究施設内に空いた穴から、ディバイディングドライバーを投下してもらって戦闘フィールドを形成します。ゾンダーロボの攻撃を回避しながら、ヘル・アンド・ヘブンで核を抜き取ることに成功。野崎博士も浄解され、パスダーの今回の作戦は失敗に終わるのでした。変則使用が続いたディバイディングドライバーでしたが、今回は本来の使用目的通りに使用。投下されてきたそれをキャッチするため、氷竜・炎竜がクレーンとラダーを伸ばしてしっかりと挟んで受け止めていたのが面白い演出でした。戦闘フィールド形成後は、ガオガイガーはそこまで苦戦することなく勝利。浄解も無事終わり、事件は解決します。事件解決を喜ぶ獅子王博士たちでしたが、そこへボルフォッグがやって来て、興味深いものを入手したと報告します。彼の手に握られていたのは、そう、ゾンダーメタル―!

 

 

 

Number.12「明日」

1997年4月19日放送
登場した敵他/モチーフ:なし(総集編) 
これが勝利の鍵だ!:ガイガー ステルスガオードリルガオー同時装着モード

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「今の機動部隊の戦力では足りないんだ。ゾンダーの野望を打ち砕くためには…!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ボルフォッグによりもたらされた、ゾンダーメタル。獅子王博士がそれを研究するのと同じ頃、凱は前回の戦いを踏まえ、現在のGGGの戦力などを総チェックしていた。ゾンダーの野望を叩き潰すための新たな力を模索する凱。そして繰り広げられる、ガオガイガーと超竜神のテストバトル。それをクリアするガオガイガーだったが、ガオガイガーの機体そして凱の身体にも、着実にダメージが蓄積しつつあった。このまま戦い続けられるのか、GGG!?


今回は新種のゾンダーロボも登場せず、登場人物たちが今までの戦いや戦力をチェック・回想していく、いわゆる総集編。しかし、総集編が単なる総集編で終わらないことこそ、「勇者シリーズ」の特徴の1つ。きちんと次回や今後の展開につながる要素等がちりばめられていましたね。


前回、ボルフォッグが入手したゾンダーメタル。それの研究に取り掛かった獅子王博士は、あることを発見しますが、同時並行で行っていたガオガイガーたちのメンテナンス作業において危機感を覚えます。同じ頃、ようやくGGGから解放された護は帰宅。そこでは母親である愛が、商店街の福引で沖縄旅行を当てたことに大喜びしていました。ボルフォッグによってもたらされたゾンダーメタルにより、それを解析したことでGGGのゾンダーに対する理解が深化。わずかではありますが、いくつかの謎が解明されます。人間と機械などの無機物と融合するゾンダーメタルですが、それがガオガイガーや超竜神と融合しない理由がGストーンにあることも、このシーンで判明。今まで全く気にしてなかったけど、そういえば確かにゾンダーメタルがガオガイガーを乗っ取ろうとしたシーンなんてなかったなぁ。そして、その後博士の解析で判明するのが、ガオガイガーの機体にはかなりガタが来ているということ。ヘル・アンド・ヘブンを多用しすぎたため、機体に限界が来ているようですね。このことが、ゴルディオンハンマーの登場につながっていくのか―。一方護は、愛が沖縄旅行を引き当てたことで、次週沖縄に家族旅行に行くことに。この要素は、次回の展開へとつながっていきます。今回は上述した通り総集編であるからか、人物の会話パートでも以前使用したシーンを流用し、そこにセリフを再度当てているシーンも多く存在。一部口の動きとセリフがあっていないシーンもありました。


護を無事送り届けた凱は、多次元諜報潜水艦に乗り込み、ボルフォッグとともにGGGの現状の戦力を総チェック。それを踏まえて、自分たちはさらなる戦力強化を図らねばならないことを確信します。凱がそうした危機感を抱いていた一方で、機界四天王たちもガオガイガーのことについて復習。ガオガイガーのことよりも、護の浄解能力を封じ込める策を練っていました。凱とボルフォッグのシーンでは、主に三段飛行甲板空母などの、GGGの持つ武装の移動戦力などについての紹介が中心。今まで様々な空母等が登場しましたが、名前等がサラッと言われるのみだったので、こういった場面での解説はありがたかったです。そしてこのシーンでも、禁断の兵器「弾丸X」の名称や、ボルフォッグの「自分も戦闘に出向かなければならないかもしれない」など、今後の展開につながる名称や発言が頻出。ちょくちょくこのようなものが挿入されるから、勇者シリーズの総集編は侮れないんだよなぁ。


GGGのメンバーたちがガオガイガーや超竜神のことを確認したのち、彼らの機動力試験のため、テストを実施。実戦テストが含まれていたため、ガオガイガーと超竜神が激しくぶつかり合います。なんとかテストをクリアし、ひと段落する凱たち。しかしその裏では、ポロネズとプリマーダが打倒ガオガイガーのための新たな作戦を実行に移そうとしていました。前回の次回予告でさんざん煽られていた、ガオガイガーと超竜神のバトル。そのオチは、どちらかが敵に操られたとかそういうのではなく、実戦テストのために戦うというものでした。このテストで地味に露呈していたのが、ガオガイガーは両腕をふさがれると攻撃を防ぐ術がないという弱点。今回のテストではスワン曰く「火事場のバカ力」でなんとか乗り切りましたが、新たな防御システムの開発・搭載も必要じゃないかと感じましたね。そして、その裏で動き出したのが、ポロネズとプリマーダ。彼らはガオガイガーを倒すため、あることに着目します。そう、「ギャレオンを叩けば、ガオガイガーファイナルフュージョンすることができない」ということに―。

 

 

 

Number.13「カインの遺産」

1997年4月26日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-13/ウォーターポリスのアルバイトとウッポ君、ジェットコースター
これが勝利の鍵だ!:シルバークロス

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「来ましたね。レールなき終着駅へ…。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!沖縄の一大レジャー施設:ウォーターポリスへやってきた護たち。アトラクションをめいいっぱい楽しむ彼らだったが、やはりその裏にゾンダーの影が忍び寄っていた。ポロネズによってゾンダー化した人間は、マスコットキャラクターや護の乗るジェットコースターなどと合体し巨大化。あろうことか護を人質に取った!護の危機を察知したギャレオンもゾンダーロボの攻撃に苦しむ中、ボルフォッグが駆け付ける!今こそ決めろ、シルバークロスだ!


第10話に登場してから、断続的に活躍が描かれ続けているボルフォッグ。今回は彼が第11話以上に活躍を見せてくれるお話になりました。戦闘シーンの攻勢もかなりこだわられており、見ごたえ十分。ただ、サブタイトルに触れられている「カインの遺産」についてほとんど触れられていなかったのが唯一残念なところでしたね。


前回、福引で沖縄旅行を当てた天海一家。彼らは華ちゃんもつれて、連休を利用し沖縄のウォーターポリスへとやって来ます。ポロネズが動きだしているとも知らず、アトラクションを楽しむ護たち。同じ頃、凱・大河長官・獅子王博士・激は、国会の予算委員会に出席していました。護たちがやって来たのは、ウォーターポリスというレジャー施設。沖縄県内の人工島に建設された施設で、かなりの人気スポットのようです。様々なアトラクションで遊ぶ護たちは本当に楽しそうですが、華ちゃんが護と父:勇の姿を見て「親子って似るんですね」という発言にだけは、母:愛も一瞬だけ暗い顔をします。そうだよね。だって護と天海夫妻は、血のつながった家族ではないんだから…。同じ頃、凱たちは国会の予算委員会に出席。大河長官の答弁を、半ば退屈そうにじっと耐えていました。GGGは国の組織。あらゆるメカニックの開発・整備も税金から賄われていますが、諸事情により秘匿情報が多いことから、「金食い虫」とも揶揄されているらしい。そういったイメージを払拭し、予算を多めにつけてもらうため、大河長官は定期的に国会で答弁をしているのでした。予算をもらうため、時にはパフォーマンス等も必要。国家系組織のツラいところだなぁ…。


護を、そして彼とつながりが深いギャレオンを狙うポロネズは、ウォーターポリスのアルバイト店員をゾンダー化。ゾンダーはマスコットキャラクターであるウッポ君と融合し、護と華ちゃんが乗っていたジェットコースターを襲撃。さらにそれとも融合して暴れ出してしまいます。密かに護の護衛に当たっていたボルフォッグがゾンダーロボを追跡する中、ギャレオンも自らの意思でGGG本部の空母から出撃していくのでした。前回の描写からわかる通り、パスダーなどは護の浄解能力に対して危機感を抱いていましたが、ポロネズとプリマーダはガオガイガーの存在に対して危機感を抱いていた様子。それへの合体を阻止するためには「カインの遺産」であるギャレオンを襲撃する必要があるとして、ギャレオンをおびき出す餌として護を利用します。ここで登場、サブタイトルにもなっている「カインの遺産」。しかし、今回はそれが何であるのかという言及まではありませんでした。ギャレオンがカインという人物が遺したものであることは間違いない様子。カインとは誰か―。これは中後半あたりで、護の出生の秘密と同時に明かされることになるのでしょう。その後、ゾンダーロボに襲われる護を救ったのは、ボルフォッグとギャレオン。今回のボルフォッグの活躍は目覚ましく、活躍シーンは少ないものの、1つ1つのシーンがしっかりと役割を果たしつつ成果を上げているため、かなり有能でカッコいいロボに見えました。最初は『ジェイデッカー』のシャドウ丸っぽくも見えたけど、ボルフォッグ、なかなか魅力あるヤツじゃないか!


ボルフォッグに続き駆け付けたギャレオンでしたが、凱不在のためガイガーにもなれず、苦戦を強いられることに。同じ頃、GGGポケベルで沖縄での緊急事態を知った大河長官たちは、国会答弁を注視してGGG本部へと帰還。凱のみガオーマシンを呼び出して沖縄へ直接急行します。駆け付けた凱は、ボルフォッグに鳩首されたギャレオンとフュージョンするのでした。沖縄でのゾンダーロボ出現を知り、国会から出動しようとする大河長官以下GGGの面々が、彼ららしくて最高。大河長官はスーツを脱ぎ捨てながら出動を指示し、激はスーツを大胸筋で破って上半身裸に。獅子王博士はお手製のジェットローラーで飛び出します。個性的でアツい彼ららしいけど、凱以外にまともな感じで出動できる人間はいないのか!?そんなこんなで国会を抜け出した後、直接沖縄へ向かうように命じられた凱は、ガオーマシンに乗って現地に急行。ギャレオンとフュージョンします。ギャレオンはゾンダーロボの攻撃でピンチに陥っていましたが、その危機を救うボルフォッグの姿がカッコいい!自身の目で敵のスキを見切り、的確にシルバークロスを放ってギャレオンを解放します。いいぞいいぞ、ボルフォッグいいぞ!


ボルフォッグにチャンスを作ってもらったガイガーは、ガオガイガーへとファイナルフュージョン。ゾンダーロボと真っ向勝負をし、戦闘場所はやがてウォーターポリスから海へ。ガオガイガーはプロテクトシェードを応用して海に戦闘フィールドを作り出し、そこでヘル・アンド・ヘブンを行い、ゾンダーロボに勝利するのでした。今回の戦闘では、ディバイディングドライバーは未登場。その代わり、ブロウクンマグナムでゾンダーロボを海に叩き込み、さらにプロテクトシェードでゾンダーロボの周囲の海水を押しのけて戦闘フィールドを作るなど、今まで披露してきた技を応用した攻撃が楽しめる戦闘になっていました。真正面からパワー勝負をかけ、ゾンダーロボの左腕を破壊しながら顔面パンチを食らわせるという荒っぽい技も、見ごたえがあったなぁ。とにかく、今回の戦闘シーンは非常に魅力的なものに仕上がっていたと感じましたね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第14話から第16話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』挿入歌「GGGマーチ」です。

 

曲名からも明らかなとおり、GGGのテーマソングとして制作された曲。マーチとしてはかなり速いテンポの曲であり、さらに登場人物(大河長官と命)のセリフも挿入されており、にぎやかな印象を受ける曲になっています。

 

ちなみに、この曲で「GGG」の正式名称の日本語訳が「地球防衛勇者隊」であることがわかるように。GGGは日本政府も設立にかかわっていますが、なかなか壮大な名前を付けたもんだなぁ…。

 

 

 

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3か月遅れの今更なお知らせ

ブログを引越ししてから約4か月、関東地方に転勤してきてから約3か月。そういえば、お知らせするのを忘れていたことが1つありました。

 

このブログの更新頻度を見て頂ければわかります通り、以前のブログと同じく週6ペースの記事更新を何とか維持できているので、今年2月頃に告知していた「ブログ更新不定期化」の解消をお知らせいたします。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

初めての転勤や(単身引越し自体は2回目だけど)、都市圏勤務になることにより、ブログ更新時間もなかなか取れないだろうと思ってお知らせしていた「記事更新の不定期化」。現在は引越しもとうの昔に終わり、仕事の方も前任地よりかは業務量は増えたとはいえブログの記事を作るくらいの時間はしっかり捻出できる程度の余裕はできているので、今後もこのペースでブログ更新を続けていきたいと思います。

 

それでは、今後も当ブログをよろしくお願いいたします!!

 

 

 

…この記事を見て、「ネタ切れ感あるよな」とかいうツッコミはナシだぞ!(実際は、ネタはあるけど記事作成段階までは追いついていないだけです)

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第0話 ちょっとした感想

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今回は、6月22日よりYoutubeにて公式配信されている『ウルトラマンタイガ』第0話の感想記事です。

 

もともと配信開始直後に視聴はしていたのですが、「『シンカリオン』放送終了前にDXS102 923ドクターイエローのレビューを終わらせたい」などの事情があり、今日まで感想記事がずれ込むことになっちゃいました。まあ、仕方ないね。

 

なお、公式配信動画は↓コチラです。


『ウルトラマンタイガ』第0話「ウルトラマンタイガ物語(ストーリー)」 -公式配信- ULTRAMAN TAIGA Episode 0 Prologue

 

 

 

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「第0話」と銘打たれている今回は、時系列的にタイガがトライスクワッドのメンバーであるウルトラマンタイタスやウルトラマンフーマと出会う前のお話。訓練をそこそこ積んだばかりのタイガが、タロウからの話をもとに過去のウルトラ戦士たちの戦いを振り返りながら、その精神や戦い方を学んでいくという形になっていました。

 

必殺技のポーズの練習まではしなかったものの、このような「先代ウルトラマンの映像を観ながら戦い方を学ぶ」という構図は、タロウが主人公の映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』と同じ。第0話のサブタイトルが「ウルトラマンタイガ物語(ストーリー)」になっているのは、これが理由なんですね。

 

このお話でPVを除けば劇中初登場となるタイガは、セブンの息子であるゼロとは対照的に誠実でマジメそう。言葉遣いもきちんとしています。でも、メビウスのことは「メビウスさん」等ではなく「メビウス」と呼び捨て。兄弟子だからとはいえ、まーたメビウスは後輩から呼び捨てにされてしまっているのか…。

 

そして、今回のラストではタイガがタイタスやフーマのビジョンを見、未来に何かを感じるという描写も存在。第0話時点でトライスクワッドが誕生していないということは、『タイガ』本編できちんとトライスクワッド誕生の秘密が明かされるってことですよね。どんな形で、お互い違う世界に住むウルトラマンである彼らが出会ったんだろうなぁ。まあ、ウルティメイトフォースゼロの時みたいに、たまたま出会ったって可能性が高いけどね。

 

 

 

さあ、いよいよ7月6日より、『ウルトラマンタイガ』が放送開始だ!

 

当ブログでも、感想記事を毎回作成する予定。シンカリオン』のアニメが終了した関係で、『ルーブ』の時とは違い毎週土曜日の更新となります。お楽しみに!


そんな第1話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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